12月第4回‘ツレがうつになりまして。’
12月第4回‘ツレがうつになりまして。’‘その後のツレがうつになりまして。’‘7年目のツレがうつになりまして。’録画しておいた映画‘ツレがうつになりまして。‘を見たら良かったので調べたら、原作は漫画ということで、ちょっとバタバタ忙しくしている師走には軽く読めるかなと借りてきました。漫画ではあるけれど、題材が‘うつ’の話なのでなかなかサッと読めなかった。映画を先に見ているので状況はわかり、それゆえ漫画を読んでいるのだけれども映画で見た切羽詰まった感を知っているので、そんなに軽く読めない。でも、‘うつ’というものを知る窓口としては入りやすいのでは。ストレスが体に変調をきたすのは良く知られる。私も仕事ストレスで‘うつ’までいかなかった(と思っている)けれど、機能性ディスペプシア(神経性の胃腸炎)になった。私の場合、気持ちより先に胃が悲鳴を上げたということだろう。気持ちの落ち込みなどはなかったが、漫画にもあるように人込みがダメだったり、狭いところがダメになったりした。そういう場面になると気持ち悪くなっていた。実はまだ外食はできないし、映画館にも行けてない。ただ、コロナ禍でそういう人込みを避けるのが普通になったことで、無理に人込みに行くような場面がなくなって大分落ち着いてきた。ツレさんの改善状況を見ると、やはり時間をかけてすこしづつ色々な場面における成功体験の積み重ねが必要なのだと思う。私も徐々にそういう体験を増やしていくようにしないとと思った。ただ、無理はせずに。世の中にはストレスで体に変調をきたす人は多くいる。そう、誰だってなる可能性がある。そういう認識を多くの人が持つように徐々になってきているような気はする。でもまだまだだから、こういう本を多くの人に読んでもらいたい。ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫) [ 細川 貂々 ]ツレがうつになりまして。 [ 宮崎あおい ]話は変わるけど、映画で細川貂々さんの役をやっていた宮﨑あおいさんが良かった。正直なところ宮﨑さんを朝ドラや大河で見ていた時はそんなに魅力的に感じなかったけど、やっとちょっとわかったような気がする。(ただ私が見る目がなかったということだけなのだけど。)