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カテゴリ:環境問題はなぜウソがまかり通るのか
「このシリーズ その15です」
武田氏の著書について「温暖化の記述」を中心に批判的に検討してきましたが、末尾で主張されていることについては賛成する立場で、教育環境やメディア環境について論じます。(敬体ではなく常体でまとめておきます) 鳥取県でもそのような実態(子どもたちをめぐる深刻なメディア環境等)への危機意識を背景に、県教育委員会を中心とする実行委員会主催の「メディアとの接し方フォーラム」の開催、小・中・高等学校PTAによる研修会、さらに中学校区単位の研修会などが、進められている。また、実際にいくつかの学校では中学生や高校生を対象とした講演なども開催されている。 PTA活動の重要な役割のひとつに研修会(子どもたちの教育や将来にかかわる重要なテーマについての研修会)の開催がある。 上記のような社会環境(情報メディアに関する)の共有と対応は当然重要なテーマとなるが、武田氏も挙げておられるような「人生や家庭にとって大切なことは何か」「食(あるいは食教育)の大切さ」「資源・エネルギー問題さらに環境問題(現状の中で次世代のために何ができるのか)」等も重要なテーマとなってくるのではないかと思う。 私自身、5歳の子どもの親であるが、地域や小学校区を基盤に多くの「大切な問題(社会環境・自然環境などに関する)や具体的行動」について意見交換しつつ、実りある取り組みを進めていくために微力を尽くしたいと考えている。 おそらくこのような問題意識において武田氏と私との決定的な対立点は無いのではないか、と考える。しかしながら、冒頭で述べたように氏の著作『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』が、現在の問題を解決していこう、という人々の素朴な意思さえも混乱させ、環境問題(武田氏の主張する「石油を使う量を減らすこと」も含めて)の解決にマイナスの影響を及ぼすことを危惧するものである。 それは、同書に実践的な展望が示されていないからである。現実に、読後感想なども含めインターネットでいくつかの反応を検索してみると「結局節約しても無駄じゃないか」といった反応が複数あった。 「大切な問題(社会環境・自然環境などに関する)」をともに解決していくために力を尽くしていきたい。そして、今後、氏の著書をめぐる論議も未来を切り開いていく上で生産的なものとなっていくことを切に望むものである。 教育問題に関する特集も含めてHPしょうのページに (yahoo geocitiesの終了に伴ってHPのアドレスを変更しています。) ↑ ランキング(日本ブログ村)はこちらです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.03.29 23:31:21
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