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shchan_3

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渡辺敦司@ Re[2]:教育評価と特別支援 「基礎知識+実践」を学ぶ(04/15) >「探究し考察することで対象への関心を…
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2009.01.13
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『暴走する「地球温暖化」論』における武田邦彦氏の執筆部分について

〔なお、武田氏を含め人為的地球温暖化説の信憑性や地球温暖化による被害を緩和するための対策の重要性に対し、懐疑的・否定的な見解をとる論者への科学者の見解についてはリンクの記事を参照されたい。〕

image001.jpg

 『暴走する「地球温暖化」論』(文芸春秋)で武田邦彦氏が執筆している「大失敗の環境政策」は、アル・ゴア氏の『不都合な真実』に言及しつつ、「日本は環境先進国の誇りを持て」、「日本は温暖化と無関係」といった主張をしている。

 そして、「日本人は先入観を全部捨てて、ゴアの次の主張を真正面から理解すべきだ」、として例えば以下のように述べる。

(ア)二酸化炭素の排出量はアメリカが30.3%、ヨーロッパが27.7%と世界全体の約60%を占める。だから、地球温暖化はアメリカとヨーロッパの問題であり、それ以外の国はむしろ一方的な被害者だというのである。しいて付け加えるなら将来、急速に発展している中国が原因に入る可能性がある。(108頁)

(イ)(・・・)日本の二酸化炭素排出量は、世界の3.7%である。(・・・)アメリカのGDPは日本の2.6倍であるにもかかわらず、二酸化炭素排出量は8.2倍(・・・)つまり、アメリカ人があまりに多い二酸化炭素を出していることに気がつき、一人当たりのGDPに対する二酸化炭素の排出量を、日本人と同じ程度にすればよいのだ。(・・・)

 アメリカが実行するだけで21%が削減され、ヨーロッパも一人あたりGDPに比例して削減すれば、12%も減らせることがわかる。(・・・)先進国すべてが「日本並み」の排出量に変われば、京都議定書の16倍の効果があるのだ。しかも「日本は何もしなくてよい」ままである。ゴアの映画は「日本に好都合な真実」を示しているのだ。(109頁)

(・・・)日本も同じことを言えばいい。「二酸化炭素の排出量を先進国としてすでに十分抑えている私たちには、これ以上何もできません」と。(110頁)
 
 『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』(洋泉社)にも随所に見られる乱暴な論術の典型がここにもある。武田氏はゴア氏の『不都合な真実』をきちんと引用しつつ検討するのではなく、自分の主張に都合のよい部分だけを切り取りながら強引にまとめている。
 
 確かに映画『不都合な真実』は、米国人であるアル・ゴア氏が「不都合な真実に目を開き、まず世界最大の二酸化炭素排出国であるアメリカ合衆国をわれわれ自身が変えていこう」と米国人に向けて強く発したメッセージではある。

 しかしそれは同時に「(責任を他国や他者に転嫁するのではなく)“未来を大きく左右する重大な問題”を自ら真剣に引き受け、具体的な改革や行動によって乗り越えていこう」という全人類に対するメッセージであることも明らかであろう。

 「地球温暖化はアメリカとヨーロッパの問題であり(先進国の一つである)日本は何もしなくてもよい」などというメッセージをゴア氏はどこで発しているというのか、一度武田氏にうかがってみたいものである。

 総論としての問題点は上記のとおりであるが、次に、武田氏の具体的な主張について検討して行こう。

(2に続く)

 教育問題に関する特集も含めてHPしょうのページ​に
(yahoo geocitiesの終了に伴ってHPのアドレスを変更しています。)


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Last updated  2019.03.30 10:55:35
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