相も変わらず時間を見てはラジオの調整を継続中です。
RF-1401Dはこんなラジオです。楽オク出品中のが1台と普通に手元に置いてあるのが1台の、計2台あります。
このところ各種ラジオで実験中のFM受信回路再調整にチャレンジしました。FM同調コイルと局発コイルの巻き数をそれぞれワンターン増やすという方法で、目的はAMの補完放送受信帯カバーと全体的な感度向上です。RF-2900やDR29なども再調整しますが、このところうまくいっている小型ラジオの例にならってRF-1401Dで作業しました。
結果はまずまず良好で、室内でも場所によってFMヨコハマをうまく受信できるようになりました。ただ90MHzより上ではやや感度が低下しますので、その辺をどうやって追い込むかが問題ですね〜。
元々が米国向け機種なのでFMの受信範囲は88〜108MHz(中心周波数98MHz)ですが、76〜95MHzだと中心周波数85.5MHzとなり、中心周波数の比較で12MHzほどズレているので、このずれを補正する策が必要だと考えています。
下が本機のラジオ基板です。AM/FMの2バンドでICも使っていますので、こぢんまりまとまっています。
そして巻き数追加した局発コイル周辺。巻き数を増やしたのでこの部分のコンデンサはオリジナルの18pFへ戻しました。
そして同調コイル周辺です。元々はセンタータップ付きの4回巻きコイルで、センタータップの片側を3回巻きと交換しました。
この部分はセンタータップのどちら側を3回巻きにしたら良いのかなども検証の余地がありますね。
最後はRF-1401のサービスマニュアルには載っていないサブ基板で、Dになって改良されたと思います。
この基板はAM/FMの音声スイッチングに関わっているように思えますが、確信なし(^^ゞ。ひょっとしたらFMのミューティング回路かもしれません。2台目だけ試しにトランジスタ交換しました:元は2SC945でした。
2台の細かな聞き比べはまだやっていません。バンド内の感度ばらつきを抑える方が優先です。