英国eBayから落札した荷物が、今日届きました。カセット用ヘッドと小型ステレオラジカセです。ヘッドはもう少し小型のモノが欲しいところですが、今のところeBayで見当たりません。
そしてもう一つがPanasonic RQ-A200と言う小型ステレオラジカセで、英国向け仕様です。
純正ヘッドホン付きで化粧箱に入っています。
ご覧のように特段薄型では無く、ラジオもアナログチューナーなのでFMの日本向け周波数変更が可能です。
テープ蓋の窓からヘッドを撮影しました。僅かですが段差が見えるので、多少は摩耗していると思われます。
この機種は英文サービスマニュアルを早々に入手したので、内部清掃と一部の部品を交換しました。
今日交換したのは、ケミコン(AF出力用も含めて)、チップタンタルコンデンサとAM-RF増幅用FETです。
データシートを見ると2SK303は低周波増幅、若しくはインピーダンス変換用に最適と書かれていて、あまり高周波増幅向けでは無い
と思い、2SK303と同じメーカーであるサンヨー製の2SK3557へ交換しました。
本来はドレイン電流値が全然違いますが、ソース抵抗付き(ソースフォロワー)で使っているので、あまり細かいことは気にせず・・・
若干の感度向上は期待出来るはずです。下は何だかんだとパーツ交換後の基板です。
上の画像の一部を拡大しました。330μFはチップタンタルの手持ちが無いので交換出来ず。
下の画像の中央付近最下部に並んでいるのがAF出力用コンデンサで、museF95シリーズを使いました。
交換前後の音質はAM放送を聞いただけで判りますね〜。抜けの良い音で、明らかに音圧も向上しました。なおラジオ部分はAM回路の調整をやり(中間周波数:459kHzです)、本日は一段落です。