にほんじん なめたらいかんぜよ
誘惑に負けてついネットで“カドケシ”を買う。2個入り5パックが¥750、んで、送料¥1,000... そうよ、送料の方が高いざんす。¥6,000以上買うと送料無料だったらしいが、他に必要なものがないんで、この高い送料でもOKざんす... みょ~に文具に弱いざんす。今日のクライアントは、アフリカから来たPhysician。彼ら夫婦の資料を見ていると、息子のW2とリタイアメントプランの資料が出てくる。私「あ~、この年齢と収入では扶養控除に入れることができないんで、息子さんが自分でTax Returnしなくちゃなんないよ」P「息子は去年亡くなったんだ...」 え゛っ........ 私「残念だったね...」それしか言えなかったさこの場合、亡くなった息子さんの分もTax Returnしなければならない。親としては辛いだろうナァ。すべての処理が終わった時、このPhysicianが一言「ドモアリガト」え゛っ?何でも母国で医大を出た後、日本の大学で勉強していたそうな。んで、私の名刺を見て日本人だとわかったらしい。日本での思い出をいろいろ聞いてみる。一番の思い出は、札幌で見た雪祭りだそうな。雪で作られた雪像がとてもキレイだったとな。私「奥さん達も喜んだでしょ?」P「あのね、日本で勉強するのってボク達にとってホントーにお金がかかるんだ。だから家族は連れて行けなかった。でも日本には胃カメラなんかの装置があって、いろんなことを習えたし、礼儀正しい親切な日本人の友達もたくさんできたんだ」もう何十年も前の話日本で勉強した後、母国に帰りPhysicianとして働いて、十年ほど前に渡米した。海外で医師免許を持っていても、アメリカで試験にパスしなければ患者を診れない(どうやら医大に行きなおす必要はないようである)。んで、今は指導に当たっているそうな。亡くなった息子さんのTax Returnも済んで、来年も来ることを約束して帰られる時は、奥さん共々何度も頭を下げられていた。この仕事をしてみて、日本人って結構信頼されてるじゃんって思うことがよくある。日本人だと安心して任せられると思われているようである。今日のクライアントもそうだったし、何人か同じようなことを言っているクライアントがいた。んが、キョーレツだったのは、フィリピン人のクライアント。ばぁさんよ。婆「アンタどこからきたの?」私「日本よ」婆「だったら信頼できるわね。日本人は仕事だけはちゃんとするから。わたしゃぁ、昔香港人に騙されたのよ」アンタ、誉めてるんだろうけどさぁ... なんかなぁすべての処理が終わってばぁさんが席を立つ時、婆「ねぇ、このペンくれる?」 アンタ、そりゃぁ わざわざ里帰りした時に買ってきた4色ボールペンよっ!!! アメリカの質の悪いペンとは大違いなのよっ!!!私「待てっ!! それはダメ。その代わりにコレをあげる」と、会社名の入った安物のペンを渡す婆「ナニよ、日本人のクセにケチね。日本人ならたくさん持ってるでしょ?金持ちな国なんだから。だったらコレをちょうだい」と別のものを握る。これも私の私物よ。誰がやるかっ!! かやせっ!!ばぁさんとレベルの低いやりとりが続く。最終的に「仕方ないわねぇ」と捨て台詞を残していくばぁさん。仕方がないのはどっちだよ!!!日本人の印象って、勤勉、真面目、礼儀正しい、親切、そして金持ちってのが海外では定説なようである。まぁ、これに“お人よし”ってのもあるかも。今日のPhysicianのクライアントのように、良いイメージを持たれるとホントーに嬉しいが、ばぁさんのように“舐められる”っつーのは腹が立つ。これから4週間、Tax Returnは佳境に入る。一体どんなクライアントが来るのやら。せめて“やっぱ噂どおり、日本人って勤勉で親切よねぇ~”って印象を持たれるようにがんばろうっと。