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ゲニウス・ロキ

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Mar 30, 2009
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カテゴリ:ペット


カタツムリはいつも「重そうな」リュックサックをドカっと背負っているのに、街のどこで見かけても何時もムッチリ、ポッテリとしていて、なぜ文学青年のように青白く痩せ細ったりはしないのか?

これは早熟で知られるぼくが、31歳の時に初めて発した疑問でした。о(><;)о

(苦情その他。アホかァー!!ボケっ!オマエどこへ行くつもりやねん!(><)等の。ノリの効いた突っ込みなどは、一切受けつけません!)(´ー`)y-゜

ところで大体ぼくは、カタツムリには少年の頃から憧れを抱いていたものです。

彼らは雨上がりの晴れ間に、路上や葉っぱの岩陰のこっそりと姿を見せ、ぼくらに雨後の陽の光の美しさや、青々とした緑の葉のそよぎや、土くれに染み込んだ滋養たっぷりの水の匂いの、その芳しい薫りを知らせてくれる、天使のような存在だと思っていたわけです。

しかしそれに引き換え、彼らの図体ときたらどうでしょう?

どうもそこら辺のムッチリ感と、肉感的な淑女の唇を思わせるようなそのペロンとしたそのズングリ感と。
背中に常に背負い込んだ登山家のリュックサックを思わせるようなずっしりとした殻の重みとに、ある種の哀愁さえ漂わせているではありませんか。

ぼくは一度。一匹のカタツムリをパシッと捉まえ、彼の背中から「重荷」を解いてやることに成功したことがあります。
ぼくはきっとあの殻の中には、生活道具が一式詰まっていて、なかに非常用の缶詰や乾パンや懐中電灯さえあり、そしてきっと彼らはヒジョーに注意深いタイプの人種なのではあるまいか?

そう思っていたわけです。

中を覗いて見ました。(中を覗くのはワリと昔から得意です!о(><+)о)

ぼくは告白しなければなりません。ナゼならば!彼が背負っていたものは「重荷」という名のリュックサックなどではなく、ましてや!一人。世間から閉じこもる為の反動的な思想のファッショでさえなかったのです。

いいですか、皆さん。

彼らカタツムリはどこへ行くのにも「リュックサック」を手放しません。その理由は簡単です。
「神」が彼らをそのような姿に創造したのです。ダーウィンが進化論を唱えたのも。ぼくらが進化論を科学的根拠に基いて信じる理由もここにあります。

ぼくらはそのように考える生き物として生まれ、そして生き、やがてこの世を去っていくのです。カタツムリがその両肩にパシッとリュックを背負い、そして雨上がりの紫陽花の葉の上を這うように。
ぼくらもまたその両肩にパシッと人生という名のリュックを背負い、運命という名の道を歩み続ける。ただ”それだけ”の生き物です。

但し。かつてのぼくが一匹のカタツムリにそうしたように・・・。貴方の両肩をガシっと塞ぐ。そのリュックサック(人生)の中身を、決して覗いてはなりません。

(´ー`;)y-゜









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Last updated  Mar 30, 2009 07:20:14 PM


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