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職の精神史

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2008.04.27
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※この文章は、2003~2006年に大学生・若手社会人向けに配信されたメルマガ『内定への一言』のバックナンバーです。


116.「諦めは日常的な自殺である」(バルザック)


何か良いきっかけや言葉に出会い、「よ~し、今日は○○を頑張るぞ!」と思って家に帰るも、ついついテレビを見たり、寝転んだりしてしまい、あの決意はどこへやら…。何もせずに、今日も平凡な一日で終わってしまった…。


といった日を繰り返すと、なぜ、何もしていないのに疲労感が積み重なっていくのか?頑張っている人を見て嫉妬し、「自分はあんなに忙しくなりたくない」と思いながら、あの人は疲れるどころか楽しそうで、何もしてない自分の方が疲れてばかり。


このように、決意を抱いては殺し、描いた自分に憧れては消し、希望を持ってはなくし…といった行為は、実は「自殺だ」と言ったのが、今日の一言です。


この言葉が忌み嫌うべきもので、縁起が悪い言葉であることはよく分かります。しかし、「そうすればそうなる」という自分が分かっていて、あえて「やらない理由」を「やれない理由」とごまかし、何もせずに現状維持を保つのは、夢を殺すに等しい行為です。


新しい自分を毎日殺しているのは、周囲や環境ではなく、他ならぬ自分自身。希望を持ち、夢を描いたら、一体、それに挑戦するのと、何もせずに自分を小さく折りたたんで将来を恐怖するのとでは、どっちが疲れるのか?


それはもちろん、手抜きの方が疲れます。FUNでずっと言っている通り、本気は疲れません。何事も、取り掛かりの時で本質を判断するのはもったいない過ちです。スポーツにしろ語学にしろ、ダンスにしろ習い事にしろ、最初は不慣れなのは誰もが知る通り。


つまり、失敗の比率が恐ろしく高い。面白さが分かるのは、失敗や挫折を一通り経験してからだというのは、自転車の練習をした子供の頃を思い返せば、誰もが分かるでしょう。そんな単純なことが、大学生になったら分からなくなるなんて、一体どういうことでしょうか。


ちょっと余計にやり続けるだけで、誰もが新しい自分を発見できます。僕も何の専門もない人間ですが、それでも、取り掛かったことを納得いく実力が得られるまでやめない、というたったこれだけの性格で、随分この社会で得しました。


人がすぐに投げ出すところでさらに頑張ってみただけで、たくさんのチャンスが転がり込んできました。そして、世の中のビジネスは全て、「意志が強い人が意志の弱い人を支配して成り立っている」ということが分かりました。


僕は続けたり、耐えたりすることが好きです。ある試みが、ふとある時点から全く違った面白さを見せてくれる過程がたまりません。耐えることは通常「古い自分のままでいる」とか「新しいものも受け入れない」ような連想をされますが、実は違います。


私たちは耐えることで、「新しい自分」になれるのです。そんなことくらいで勝てるなら、いくらでも耐えられます。あなたも決めたら投げ出さず、一応の成果が出るまでやり続けてみましょう。


成果が出たら、さらに良い成果が出るまでこだわってみましょう。続けずに上達するものなど、世の中に一つもありません。


学生は時折、「その場限りの成果」を求めて動きますが、それも結局、土台が固まっていないから、表面的に役立ちそうな情報に惑わされ、結局自分を裏切ってしまうのです。


今はフローの情報を求めて動くより、ストックの部分を固める時期です。描いた自分を自分で殺さず、ちょっとでも可能性を感じるのであれば、まずやりましょう。そして、続けましょう。







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Last updated  2008.05.08 04:55:58
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