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テーマ:DVD映画鑑賞(13614)
カテゴリ:洋画
薔薇の名前 中世イタリアの修道院、変死、宗教裁判、迷路の図書室、 模写本の妖しい美しさ、魔法使いみたいな僧院長の容貌など、 ワクワクドキドキする道具立て満載の映画。 原作はウンベルト・エーコの同名の長編小説で、諧謔(かいぎゃく)的な要素が強く、 今でいえば「ダビンチ・コード」くらい評判になった記憶があります。 ショーン・コネリーが、 宗教裁判で批判を受けたことのある、高名だが進歩的すぎる修道僧ウィリアムを演じ、 ウィット溢れる演技が好評でした。 誰が、何のために、何を隠そうとしているのか。 ウィリアムが核心に迫ると、また殺人が起こる、金田一耕助みたいな展開。 封切当時は、筋ばかり追って、イマイチよくわからない部分があったのですが、 最近久しぶりに見たら、描写一つひとつに緻密に意味が盛り込まれていて、 ものすごく感動しました。 そのうえ、古本市で偶然見つけた原作本は、めちゃくちゃ面白くて、圧倒された! 当時「今世紀最高の傑作」とか言われてた理由を実感しました。 薔薇の名前(上) 映画は万人からマニアまでオールマイティ、 小説は、歴史好き・中世好き・宗教関係好き・暗号好きにオススメです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.22 08:14:31
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