2559243 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ガムザッティの感動おすそわけブログ

ガムザッティの感動おすそわけブログ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Freepage List

Category

Favorite Blog

土曜だ!ドラマだ!2… New! yuki アイドル 俳優 映画 演劇 ドラマなどさん

グレイズ・アナトミ… 王道名なしさん

ミュージカルMozart… YYCafeさん

裕次郎の名演技に注… モイラ2007さん

   元局アナがス… ころりん0924さん
ライターかあさんと… プチプチゆっきーさん
ぺ天使のつぶやき kamadoyamadocaさん
もっとハッピー happy-gaiさん
こちら25643 ヒロランさん
観劇日記~夢のあと… みおと5747さん

Free Space

設定されていません。

Comments

gamzatti@ Re[1]:「ムー」「ムー一族」(05/28) ひよこさんへ 訂正ありがとうございました…
ひよこ@ Re:「ムー」「ムー一族」(05/28) ジュリーのポスターに向かってジュリーっ…

Headline News

Profile

gamzatti

gamzatti

2008.03.10
XML
Kバレエの公式サイトでも発表があった
クラシック系インターネットラジオでの熊川哲也のインタビューを聴きました。
放送日(3月6日)は聴けなかったので、
インターネットラジオのオンデマンドサービス(無料)とやらで。

「ottava amoroso」

林田直樹さんという、音楽評論家が司会を務めるクラシック番組です。
林田さんは、Kバレエの公演プログラムでも、
バレエ音楽について、よく記事を書かれている方です。

インターネットラジオというのはあまりなじみがないと思います。
私も、日常ではめったに聴きません。
一度、ナマ番組に友人が出るというので、聴いたくらいかなー。

でも、しくみは簡単。
「クリックすれば、音が出る」だけですので、
トライしてみてください。
(光ファイバーなどブロードバンドの環境であればまったく問題なし。
 「映画の予告編とか、音を伴う画像を見るとフリーズしちゃうんだよね」という場合は、
  お気をつけください)

ただ、この番組、全部で3時間あるんですよ。
いろいろなクラシック曲を流しながら、
ところどころで林田さんがKバレエのスタジオで行った熊川さんへのインタビューを流します。
ぶっ続けではインタビューを聴くことはできないので、
そのあたりを考えて自分なりの聴き方を工夫してくださいね。

途中の音楽は、もちろん「第九」がメインです。
とはいえ、これも全曲流すわけではない。
ちょっと不満だったのは、第九以外にもいろいろな曲が流れるのですが、
曲名を言わないんですよねー。
「あ!これ知ってる!」でも曲名まではわからないっていうのが多かった。
確認したかったなー。
曲名も、演奏者も言わない音楽番組って、あるんですねー。

…周辺の感想から入ってしまいましたが、
インタビューでは、
熊川哲也がベートーヴェンとどう向き合い、どう第九と格闘したかがわかって
とても興味深く聴ける内容でした。

「ベートーヴェンに出会ってみたい」

熊川にとって、一番好きなクラシックはバッハだと言います。
癒される音楽、ということらしい。
ベートーヴェンは癒されないけれど、「追求すれば力をもらえる」音楽だ、
と彼は言います。
「ベートーヴェンは、苦しんでいるのがわかる。
 モーツァルトの音楽を聴いていても、それはあまり感じられないのに」

音楽家なのに、耳が聞こえなくなるってどんなに苦しいことだったろう。
それは、
ダンサーなのに踊れなくなってしまうという、
ケガをした自分と重なった部分があったようです。
「強さが孤独のヨロイなのかな、と思った」という言葉は、意味深長ですね。

「読売ウィークリー」のインタビュー記事でも、
全曲聴いていると、ベートーヴェンもノッてるところと調子悪いところが見つかるようなこと
言ってました。
一音一音と向き合いながら、曲を解釈していくその課程は、
まさに音楽家(演奏家)と同じ道だ、と林田さん。

第九は第四楽章が別格で有名ですが、
私はその前の楽章もとても好きなので、
熊川さんが
「1楽章から3楽章があってこそ、4楽章が構成される。
 よくできた曲だとつくづく思う」と言ってくれて、とてもうれしかった。
(ま、全部聴けばそう思える作りなんで、当たり前ではあるんですけど)

振付に関しては、
「家で予習していくと、ロクなことがない」
いつもアタマの中に「それ」はあるけど、結局すべてはスタジオに入ってから、
ということのようです。
ダンサーとともに作り上げていく、というその姿勢は、
英国ロイヤルバレエ団でも、多くの著名な振付家の「新作」の誕生に、
クリエイティッド・ロールとして参画してきた経験が生きています。

ところが今の若いモンときたら(!)
「ボクの言ったことを忠実にやるばかりで、あまり意見を言わないんだよね。
 ボクなんか、いろいろなアイデアを提示して、その中からチョイスしてもらったけど」

いわゆる「指示待ち」ですね。
「それは何もダンサーに限ったことじゃない。音楽界でも同じ」と林田さん。
私に言わせれば、
「それは今に限ったことじゃない。日本人は昔から同じ」です。

自分の世界を持ち、どんな地位の人と仕事をしても自分の意見を、
それも自分のオリジナリティを提示できる日本人って、
それだけで「日本人離れしている」と思われるわけで…。

とにかく、
第九の初披露まで、あと4日に迫りました。
番組収録は2月中旬に行われたもよう、その時リハーサルで踊っていた熊川を見て、
林田さんは「もう全然大丈夫なんじゃないか」と思ったそう。
ただ、
本人は「6割程度」と言っていた。

もう今は、かなりボルテージも回復の度合いも上がってきたのでは?
「その日」がいよいよ楽しみになってきました。

このオンデマンドサービスは、
最初の放送があった3月6日から1週間くらいということなので、
公演が始まる頃にはサービスが終わってしまう可能性があります。
お聞きになりたい方は、お早めに。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.03.10 08:23:51
コメント(0) | コメントを書く
[熊川哲也とKバレエカンパニー] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.