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テーマ:お勧めの本(7218)
カテゴリ:本・雑誌
「お金」崩壊 私は2006年から、「ファム・ポリティク」という定期購読誌で 財政についての記事を連載させていただいています。 (詳しくは、フリーページの「ファムポリティク執筆一覧」をご覧ください) この集英社新書『お金崩壊』の著者・青木秀和氏は、その記事の監修をしてくれている方。 ファムポリティク編集長・田中喜美子さんは、 「おカネのことって、わからないから勉強しよう!」と月に1度勉強会を開き、 その講師として青木さんを招きました。 当時は小泉改革真っただ中。 今「埋蔵金」などといわれている「特別会計」とか、「年金問題」とか、 日々ニュースで「?」と思ったことの「わからない」を解決するため、 「何もわからない」を前提に内容の濃いお話をしてもらえました。 その勉強会のテーマをもとに、記事を書くのが私の仕事。 詳しくは、フリーページにまとめてありますが、 「財政に強くなろう」というシリーズとして、2006年9月~2007年12月まで続きました。 今も勉強会は2ヶ月に1回のペースで続き、 「サブプライム」も「石油高騰」もお話をうかがって理解を深めています。 そんな青木先生が、満を持して発表したのが、「『お金』崩壊」 かなりの金融通でも「そこはブラックボックスなんだよね」などといって きちんと把握せずに済ませてしまう特別会計のからくりを、 「このお金はどこから来ているのか?」と最後の最後まで追いかけた執念が書かせた一冊です。 象牙の塔で抽象論だけを探求しているタイプではなく、 会計学と財政学をリンクするような、実際的な学問の使い方をするのが彼の特徴。 だから、噛んで含めるように私たちの疑問を一つひとつ解いてくれます。 青木先生、 オチャメなところもあり、 語るとアツくなる。 そんな青木先生の「声」が、今夜ラジオに流れます。 「Daily Planet」という月~木の帯番組の中の “Hammingbard”というレギュラーコーナーにゲスト出演。 生放送番組なところがちょっと心配。 気持ちが先に行っちゃって、コトバが置いてきぼりをくうことがある人なので~(笑)。 出る時間帯は、8月21日(木)21時~21時30分 (正確には21:10分頃から21:30分くらいまで)。 「所得格差是正と低炭素社会を同時に実現するアイデアについて、話してみたい」 と語っておられました。 おカネの専門家ですが、実はロマンチスト。 「マジメな人が幸せになれる社会」「みんなが共存できる社会」が理想。 バーチャルなマネーの世界が、生産性のある実質社会を脅かすことを、 もっとも憎んでいます。 お時間のある方、ぜひラジオを聴いてください。 本屋さんに行ったら、集英社文庫の棚を、ちょっとのぞいてみてね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.08.21 10:12:08
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