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今が生死

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2014.04.26
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カテゴリ:仕事
数日前高橋佳子さんの「一億総自己ベストの時代」という本を紹介した。その本には副題がついていて「人生の仕事の見つけ方」と書いてあった。

ここでの仕事とは給料をもらう仕事だけでなく、人生全般の営みを仕事と捉えています。仕事の仕は人につかえる(支える)と書きます。ものを作ったり売ったりするだけでなく他人に関わることは全て仕事ととらえています。旅行することも仕事だし、絵を書いたり、音楽をかなでることも仕事です。病人が早く良くなろうと努力することも仕事です。人にはその人にだけしか出来ないことが必ずあるはずだから、1億人の人(日本人全て)が全員仕事を見つけてベストを尽くして行きましょうというのが著者のメッセージです。

今夜は病院の当直で今までに既に3台の救急車がきました。これから夜間、深夜にかけてが本番なので、利尿剤を飲んでいるので、何回もトイレに行きますが、心して対応していこうと思っています。

救急車がきた場合、救急隊、患者さん、看護師、医師、放射線技師などが関わります。大きく分けると患者さんを運んできてくれた救急隊と患者さん、そして医療者となると思います。救急隊は一刻も早く運ばないと命に関わることもあるので迅速に行動してくれて立派な仕事をしてくれていると思います。医療者側もそれなりの処置をして仕事をしたと言ってよいと思います。ならば患者さんは?救急車で運ばれてきたことが仕事です。患者さんがいなければ、救急車も医者も看護師もいりません。

患者さんは患者ということだけで大仕事をしていることになります。さらに良い日常生活を保ち、薬を飲んだりして元気になっていくと周囲は喜びますので、周囲に対して良い働きかけをしたことになり、良い仕事をしたとなるのだと思います。

一般的には医療者が仕事して患者さんは仕事をしてもらうと受け止められがちですが、患者さんにも仕事するチャンスは十分あるのだと思います。

今20歳の虫垂炎疑いの女性が来ました。私は内科医で何もしてやれません。外科医のいる病院を探して紹介しようと思います。土曜日とか日曜日は殆ど受け入れてもらえないことが多く、その病院を探すのが私の仕事です。いくつかあたってみるつもりでしたが最初に電話した病院がいい病院で、当直看護師が外科医に招集をかけてくれて受け入れOKとなりました。ありがたかった。遠方の病院でしたがすごくいい仕事をして下さり心から感謝しました。当院の事務の方、先方の事務の方もいい仕事をしてくれて本当に感謝です。仕事とは感謝と同じに考えてもいいかなと思いました。





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Last updated  2014.04.26 20:33:10
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