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今が生死

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2018.11.07
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カテゴリ:付き合い
先週末神戸で開催された学会参加のあと兵庫県たつの市野田に住む友人M君宅を訪ねてきた。神戸とは対極の大変辺ぴなところであった。彼とは60年前静岡大学の入学試験の時同じ寮に宿泊したのが縁である。その時私は合格したが彼は不合格で翌年信州大学工学部に合格して信州大学に入ったので会ったのは受験の時だけだがどこか気が合って60年来の友情が続いている。後に私は静岡大学を中退して東京の晴海港で沖中仕として働くことになるが、沖中仕は今は港湾労務者と呼ばれるが港の土方で一般社会からは低く見られており、ホワイトカラーの人達は眩しい存在だった。沖中士から見ると大学生などはエリートでとても近寄れない存在だった。それなのにM君は遥々晴海港まで来てくれて高台から船底で働く私に手を振ってくれて感激した。その後私は医学部に合格して医師になり、彼はエンジニアとなって道はそれぞれ異なったが手紙などで交流を続けていた。最後に会ったのは20年位前に彼が東京出張の途中に甲府まで足をのばしてくれて会って以来なので20年ぶりの再会だった。彼は建築110年くらいの古い家が倒れかけていたので潰すつもりだったがそれには300万円位かかるとのことで金もないので潰すのを止めて自分で傾いたのを少しずつ引っ張ってまっすぐにして腐った柱は継ぎ足しをして見事に住める家に改築し台所は土間の上に自分で建てて暮らせるようにした。今はその家を奥さんが近所のお年寄りに集まってもらってコーヒーなどを出して学習しあうサロンとして活用しているとのことである。
彼は私のことを和尚と呼んでおり、和尚背中が曲がっているぞ。窓ガラスに映る自分の姿をみて修正しろと忠告してくれた。背中や腰が曲がるのは年齢的に仕方ないことだと思っていたが60年来の友人の忠告なので今後姿勢を正すことを心掛けて行こうと思う。





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Last updated  2018.11.07 14:13:59
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