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テーマ:俳句(532)
カテゴリ:生き方
寒さにしぼみかけていた木蓮がここ数日暖かかったので花開いた。この木蓮は今から40年前に「肝機能検査の軽微異常値の評価」という論文で医学博士号を頂いた時に記念に植えた樹である。樹皮が破れてかなり老木化している。 毎週日曜日6時35分から教育テレビでNHK俳句という番組があり、楽しみに観ている。本日の選者は村上 鞆彦さんでゲストは南杏子さんだった。 南さんは1961年生まれで62歳、内科医で小説家とのことである。司会の柴田英嗣さんが南さんに色々質問して明らかになったがその経歴はかなり特殊であった。 日本女子大家政学部卒で「主婦の友」の編集者をしていたが夫の仕事の関係でイギリスに渡りそこで子供を産んだ。そこでは小さい子供がいても女性が様々な仕事を楽しそうにしているのをみて、子供が2歳の時帰国し、医者になろうと思って東海大学医学部に入り医師になった。医師になってからは大変忙しい毎日だったが高齢患者さんばかりの病院に勤めるようになってから少し余裕が出来て、ヨガ教室やコーラス会、陶芸教室、小説を書く会等に参加する中で小説を書くようになったとのことである。 医師としてお年寄りの患者さん達の臨終に立ち会ったり、リハビリしてやりながら小説を書き、ヨガに行きコーラスにも参加したりして有意義な生活を送っているとのことだった。南さんの小説は今の高齢化社会とか介護とかリハビリとか人生の終末期に関するものが多いが、それは職場で実際に見聞きした内容が土台になっているとのことだった。波乱万丈の人生をよく乗り切ってこられたと思う。二刀流でこれからも元気で頑張って頂きたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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