2786780 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

今が生死

今が生死

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2024.04.03
XML
カテゴリ:健康
エンドウの花、妻が昨年11月頃苗を植えてその後雪も降ったりして何度か枯れかけたこともあるが最近暖かくなってきて遂に花を咲かせた。

2018年本庶裕先生達がノーベル医学生理学賞を貰った。それは従来の抗がん剤は癌細胞を殺すけれども正常細胞をも傷みつけるので副作用が問題になっていたが、副作用のない抗がん剤の理念を確立したところにある。
本庶さん達は癌細胞が出すPD-L1がPD1と結合して人体のT細胞からの攻撃を逃れていることに着目し、抗PD-L1,抗PD1薬が免疫チェックポイント阻害薬として癌治療に使えることを発表した。要するに人体内にある白血球の一つであるT細胞は病原体や癌などの異物が体内に入ってきたり、生じてきたら直ちに攻撃して食べてしまうが、癌は上記PD-L1という物質を出してPD1と結合して膜を作ってT細胞からの攻撃から逃れてぬくぬくと成育してしまっていたので癌が身を護るために出すPD-L1に抗体を結合させて癌を丸裸にしてT細胞に攻撃してもらうようにする治療法を発明したのである。
いまやその治療法は癌治療の主役になりつつある。しかしこの免疫チェックポイント阻害薬を用いても良く効く場合とあまり効かない場合があった。そこで近畿大と京都大のグループが、肺がんの多くを占める非小細胞がんの患者に対し治療開始前に患者の血液を採取して調べたら、PD-L1やPD1の濃度が低い場合は効果が大きいが、濃度が高い場合はあまり効果が無いという結果を4/1のアメリカ科学雑誌に発表したとのことである。
いまや抗がん剤の主役となりつつある免疫チェックポイント阻害薬について最も効果のある使い方等について役立つ研究と思われた。
異物である癌細胞を何故私達の体内にある自衛細胞であるT細胞がやっつけてくれないかがわってきたが、今後は彼らがT細胞から逃れるためにかぶっている保護膜を完全に剥がすにはどうしたらよいか益々の研究を望むものである。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2024.04.03 23:09:25
コメント(4) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ

利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。


 Re:私達の体内にあるT細胞は異物である癌細胞も食べてくれるはずなのだが・・(04/03)   かんぼう さん
エンドウの花、妻が昨年11月頃苗を植えてその後雪も降ったりして何度か枯れかけたこともあるが最近暖かくなってきて遂に花を咲かせた。
◎花を咲かせましたか。生きる生命力の逞しさを感じますね。
処でこの前のブログは何度送信しても楽天は赤文字のエラーが出て送信できませんでした。何処が赤ペン名の処かの指摘ももない。
今日は遅れるでしょうね。? (2024.04.04 06:50:09)

 おはようございます! (#^.^#)   だいちゃん0204 さん
 おぉ~お! いいね! エンドウの花ですか?? エンドウも育てて居られたのですね。
枯れかけたこともあっても花を咲かせ、その後、実ができる! 楽しみで良いですね。
ガン細胞を抑える、素晴らしい研究ですね。 これからも続けて完全制覇できるまで大変でしょうが頑張って欲しい!
我父母ももう50年近く前、胃がんで亡くなりました。その頃に比べ進歩はしているのでしょうが、
まだまだガンは怖い! (´◉◞౪◟◉)
(2024.04.04 08:22:12)

 赤字になってしまうこととエンドウについて   楽天星no1 さん
かんぼうさんへ

折角コメント書いていただいたのに赤文字が出て送信できなかったとのこと申し訳ありませんでした。私も時々赤文字が出て送れないことがあり、性的なこととか形態文字が混入されていると赤字になるみたいで普段結構使っている漢字なのにダメと言われることがあり、訂正に苦労することがあります。いずれにしても申し訳ありませんでした。
エンドウについてはかんぼうさんのブログで秋植えのエンドウがあることを知りました。私は春まきに決まっていると言い、妻は友人が秋植えしていたと言い喧嘩になりました。花をみて私がおれて喧嘩は収まりました。 (2024.04.04 11:00:33)

 がんの今昔   楽天星no1 さん
だいちゃん0204さんへ

平均寿命が延びた裏には栄養がよくなったことや感染症に対する抗生物質の研究開発など、様々な要因がありますが、がんの5年生存率、10年生存率が格段に伸びたことも影響していると思います。今まではがんに罹ったらもう最後と思われていた面がありますが今やがんも治る時代になり、肺がんの人でも10年以上生きている人がざらにいます。
でもすい臓がんの治療は遅れていて、すい臓がんになったら助からないという状態は昔のままです。でも他のがんは治る時代に入っていますのですい臓がんも治る時代はきっとくると思っています。 (2024.04.04 11:19:44)


© Rakuten Group, Inc.