「いんちき」だとわかっていながら再び食べに来た。だまされたわけではない
【いんちきそば 小石川 京屋】 文京区小石川5-38-13
紹介ブログ
小石川植物園からほど近い、千川通り沿いにあるおそば屋さん。
「
蕎麦春秋Vol.44 2018年2月号」の”匠の流儀” で紹介されている。
・店主は伯父の店で13年間働き、暖簾分けの形で1978年独立開業
・つくれば売れる時代。出前が多い。やがて営業形態への疑問と人手不足
・1990年8月、店舗リニューアル&出前廃止
・
『いんちきそば』は看板商品名で1980年ころに考案したお品書き。
昼の繁忙時に売れ残ったそばの食べ方、すなわち賄い食のアイデアを商品化
その他、私が見つけた本だと、2018年4月発行
「
都バスで行く東京散歩」で紹介されている。
テレビの「ちい散歩」にも出たんだね
もう、12年も前のようだけど。
店頭メニュー。
入店すると、ちょうど近隣で働いているお客さんたちが全員出るところで貸切状態。カウンター席もあるがテーブル席に着く。
全部ではないが、お品書きに目を通す。
『いんちきそば』由来の説明
「お昼の茹ですぎたおそばを、いかに美味しく食べるかと工夫してできた...」とか、「まかない」だからってなっているが、これだけじゃ、なぜ、「いんちき」なのかは理解できないよね
そこで、上記の「
都バスで行く東京散歩」著者が女将さんに尋ねて判明したのが こちら
「店を出した38年前、ここは印刷会社ばかりで、お昼は出前の注文がいっぱいでした。だから、そばを茹で置きしておいて、余ると揚げ玉を入れてまかないにした。それがおいしいので、お客さんに出すことになったんです。店の常連さんで、印刷会社の校正のために来ていた新聞社の人が ”まかないを出すんだから、いんちきそばだな” って。そうしたら、名前が評判になって店の看板メニューになったんです。 」
昔から新聞社の人はフェイク話を流布するのが得意だったようで...
活動家が記者をやっている「いんちき新聞社」の記事には騙されないようにしないと!
と、ネトウヨ風に書いてみる
いただいたのは『いんちきそば 変りごはん』\1,080。
変りご飯は、・・・ メモなくした
なにかと干し桜海老のかき揚げごはん。
そばは茹で置きではなく、しっかりと茹でたて、締めたて。熱々のつけ汁に浸していただく。
『鴨汁せいろ』じゃなくて『豚肉汁せいろ』ってところか。
ごちそうさまでした~
【訪問履歴】
1回目:
2009年10月20日 『いんちきそば+変わりごはん』