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昨日の続き…で、
プロジェクトのメンバーが集まったとして、 実際にどのようにして仕事に取り組むのか? 仕事の品質をどのように管理してしているのか? いくつか私書箱にご質問頂きました。 別に隠すようなことでもないので、 簡単に説明すると…、 その取り組みは、 プロジェクトの内容や、任せられている業務や規模、予算によって 大きく違う。 ただ、最低限の「品質保証」として気をつけるべき点がある。 それは、例えばトレーニング関連だと、 それに関連する研修あるいは通信教育を念のために受講する。 (チームメンバーの誰か最低1名が対象) 関連図書を5~10冊くらいと、 業界紙のバックナンバーを1~3年分くらい読破して 関係項目の要約をする。 (このボリュームや規模と予算による) 類似施設に視察をする。 (ただし、地方の場合は結構時間がかかる) 経験者へのヒアリングを行う。 そして、その上でオーダーのあった現場の状況を確認する。 場合によっては一緒に働いてみる。 …など、最低限の「準備」や「勉強」が必要になる。 これらは、どれも手間がかかって面倒くさいとも言える。 経験を重ねると、こういったことをカットしたくなるが、 ここはひとつぐっと堪えて謙虚に学習…がポイントである。 それができないと「口だけ大将」になってしまうから。 どうやら、この「ぐっと堪える」というのが 勝負の分かれ目のような気がしている。 クライアントが見ていない世界は、 いくらでも手を抜ける。 なので、怠け心を排除して律する気持ちが勝負の分かれ目になってくる。 「バレなければよい」というのはシロートで、 最終的にはやはり自分たちに帰ってくるシビアな世界である。 ということで、 品質の維持って、実は「怠惰な自分」との戦いでもある。 過去の経験だけで、 「新たな入力のないもの」に、 たいした出力などあるはずがない。 近年はインターネットでチャチャッと調べて さも実際に行ってきたように話す技術に長けた人々がいるが、 クライアント側も、段々とそういうフェイクには騙されなくなってきた。 いい傾向である。 こういうのは、どんな仕事にも言えることで、 白鳥のように水上は「スーッ」と優雅でも、 水面下ではシャカシャカ必死に漕いでいる。 品質はそのように作られていることが多い。 そして、それこそがいずれ「ブランド力」につながって行くのだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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