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レジャーサービス研究所(東京&上海)

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2005/01/10
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カテゴリ:カテゴリ未分類
最近の興味?は、新幹線に乗る時に「新幹線がなかったら…」などの
新幹線にまつわる本を読むこと。

レジャーサービス業で仕事をするうちに、自然と交通機関に興味を持つようになった。
交通機関あってのレジャー施設、観光施設…と言えるので、
いつも、大なり小なり勉強しているつもり。

乗りながら読むと、大変おもしろい。
「ああ、これがそうなのか!」と、その場で確認できる上に
新幹線の誇る「乗り心地」も「なるほどなぁ…」とため息が出る。

自動車でもそうだが、スピードを出すだけならもっと行けるが、
乗り心地や静粛性、それにエネルギー効率…といった複数の要因との
両立の上に出来ているとわかると、
なんだかとっても贅沢な乗り物に感じてくるから楽しい。

中国で「北京→上海」の高速鉄道の一連の報道を見て、
かなり疑問があった。
なので、また最近、新幹線に興味を持った。

例えばフランスのTGVは世界最高速だけど、
とても新幹線と比べるような代物ではない。

最高速用に作られたTGVは速いけど、輸送力がお話しにならない。
映画「ミッション・イン・ポッシブル」で見かけたあの車両は
せいぜい6両である。
最高速が出るはず、と言える。

対して新幹線は16両編成で一度にジャンボジェット約3機分の乗客を輸送する
ことが出来る。
けれど、最高速では16両と多い分、少し負ける。

また、それを支えるシステムは圧倒的に他の追従を許さないほどの世界一
だから、「のぞみ」を一時間に10本発車できる…という芸当が可能。
つまり、世界最高速ではないけれど、
世界最大の輸送力なのである。しかも、結構速い。

ここがミソ!

瞬間単発的に速いのではなくて、
「大量に速く移動できる」ということ。

これが日本経済の発展を支える事になった。
日本のエアラインの航路は、米軍との関係で大変狭く複雑で、
大渋滞だから、鉄道が大事だった。

TGVはせいぜい2-3本といったところだろうか。
輸送力は貧弱である。

上海でリニアモーターに乗った際にもそういった思想の違いを感じた。
何しろ「揺れる」のである。
静かで快適…という乗り物ではなかった。
速いというだけで、静かで快適…という目的は達成されていないまま。
(あのままで長距離はつらいな…きっと)

日本ではあれでは実用化にはならないけど、
外国だとOKになる。
そういう違いが面白いのかもしれない。
モノ作りへのこだわりというか…。

ということで、
無理に売らなくてもいいんじゃないの?という気がしてきた。
いずれ分かるでしょう。
その違いが。わかる人にはわかる。

鉄道技術の視点でみれば、
中国は40年以上遅れていることになる。
未だ、自前で新幹線が造れない。

パソコンや白物家電は、ある程度簡単に真似できるが、
鉄道の場合、車両開発から、線路のメンテナンス技術までがあるから、
一人二人の天才だけいてもどうしようもない。
(IT業界とは違う)

おまけに製造技術だけではなくて、高度な運営技術が必要になる。
約束を守る、手抜きをしない、時間厳守など。

アメリカは見事に自動車産業の罠に落ちて、
鉄道が発達しなかった。
だからこちらも40年以上遅れている。
自動車産業は信じられないほどしたたかだった。
しかし、それで国民が幸せかどうか?は、これからわかる。
(多分、苦労する。高齢化のインフラが少ない)

日本は鉄道も自動車も航空機も皆が競い合って全部発達した
世にも珍しい国なんですね。

高齢化社会でも、国内観光が盛んになるわけです。
速くて快適な移動手段がたくさんある。

こういうことをきちんと見ないで
「わが国の観光は日帰り率が高くて…」
「欧米のようにせめて3-4泊型に移行するには…」
とブルーな議論をしてても仕方ない。

日帰りできる交通手段がたくさんあるんだから…。
ない国と比べてはいけないな、と。

もちろん愛知万博だって、新幹線があるからこその恩恵が大きい。
お客さんの足として。
関係者が仕事で行き来するフットワークでも。

日本経済は新幹線のお陰で、大変効率がいい。
パソコンで世界中が一瞬で情報のやりとりはできるようになったけど、
これはどの国も同じ。
肝心の「人の移動」には、まだ大きな差が存在している。

来週、飛行機に乗る時は、エアライン関連の本を読むもう!





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Last updated  2005/01/14 12:21:12 PM
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