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新橋演舞場で歌舞伎見物、ブリヂストン美術館で色を楽しみ、最後は三菱一号館美術館へ。 9月8日まで、「浮世絵 Floating World-珠玉の斎藤コレクション」展を開催。 斎藤コレクションは、神奈川県議会議員・参議院議員を経て、現在は川崎市観光協会連合会会長を務める斎藤 文夫氏が浮世絵を集めはったもの。2001年にそれらを展示するために、川崎・砂子の里資料館を開館し、そこの館長でもありはる。 この50年ほどの間に、これだけの浮世絵を集められるとはすごい。 今回の展覧会では、3期に分けて展示されてる。 第1期:浮世絵の黄金期 ― 江戸のグラビア 第2期:北斎・広重の登場 ― ツーリズムの発展 第3期:うつりゆく江戸から東京 ― ジャーナリスティック、ノスタルジックな視線 私が観たのは、第3期。 斎藤氏の浮世絵コレクションは、ご自身の選挙区である川崎に関するものを集めることから始まったそう。その後、神奈川にある名所絵や横浜絵なども収集に加え、コレクションが広がっていったという。 第3期では、幕末から明治期の横浜絵、鉄道絵、開化絵を通して、江戸から東京への移り変わりを観せてくれる。 所々に、三菱一号館美術館の所蔵の浮世絵に影響を受けたロートレックやヴァロットンなどの作品が展示されてるのも興味深い。 気になった作品。 歌川国芳「東都三ッ股の図」 スカイツリーのようなのが描かれてると話題になった浮世絵。 初代歌川広重「名所江戸百景 水道橋駿河台」 中央に大きく描かれたこいのぼりが斬新。 初代歌川広重「名所江戸百景 はねたのわたし弁天の社」 渡し舟の船頭さんの両腕とすね越しに見える羽田弁財天社。 「名所江戸百景」は広重最晩年の作品で、どれもアングルが洒脱ですばらしい。 歌川広景「江戸名所道外尽 壹 日本橋の朝市」 魚をくわえて逃げる犬を追いかける魚屋の兄ちゃんが追いかけてる。 歌川広景「江戸名所道戯尽 二 両国の夕立」 川に落ちた雷神の足を河童が引っ張って上がるのを邪魔すると、雷は放屁で逆襲。 歌川広景「江戸名所道戯尽 廿二 御蔵前の雪」 下駄の鼻緒を直そうと男がだるまさんの形の雪だるまの肩に置いた河豚を犬が狙ってる。 「江戸名所道化尽(江戸名所道戯尽)」シリーズは、どれもニヤリと笑える。 楊洲周延「日本橋通本町繁花之図」 明治14年の作で、漢方の置き薬の配置員が薬鞄を持って地方へ行商に出かける様子を描いてあるみたいや。玉乃梅、人参三臓圓など薬の名前も見える。 五雲亭貞秀の横浜絵も興味深かった。 小林清親の「光線画」では、「武蔵百景之内 両国花火」が特に幻想的。 楊洲周延「真美人 三十一 (眼鏡)」は眼鏡をかけた女性の浮世絵。 肉筆浮世絵も。 菊川英山「 娘と風車を持つ子」 初代歌川豊国 「花魁立姿図 江戸」 花魁の着物が豪華。打掛は異国の雰囲気の更紗みたい、絞りの帯。 岳亭五岳「文読む美人」手紙の紙の透け具合がステキ。 小林清親「首尾の松 花火」 シンプルな花火がいい。 オリンピックまでに、東京が川と橋の街に戻ればいいのにと改めて思うた。 浮世絵 Floating World-珠玉の斎藤コレクション パタゴニアが東京・丸の内 国際ビル1Fに9月4日オープン。2014年3月までの期間限定やそう。のぞいてたら、限定のステッカーをくれはった。
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旅をしたり、おいしいものを食べたり、きれいなものを観るのが好きです。 国内の都道府県はすべて訪れました。 海外はアジアを中心にまわっています。
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