茨城県近代美術館　The museum of modern art, IBARAKI

本日のギャラリートーク，終了いたしました。



何しろ寒いので，どのくらいお集まりいただけるか少々心配しましたが，蓋を開けてみれば，結構な盛況でした。



ポール・デルヴォー《水のニンフ（セイレン）》（姫路市立美術館蔵）の前で。
美しい歌声で船乗りを誘惑して船を沈めてしまう「セイレン」は，「サイレン」と同じ語なんですよ，というお話を。



ギャラリートークの途中でちょうど，八木良太《VINYL》（氷のレコード）の上演時間になったので，そちらに移動。
本日は，NHKラジオさんの取材も入っていました。
今日の氷のご機嫌はどんなものでしょうか。。。（この氷のレコード，上手く上演できるかは，氷の出来具合や，部屋の温度に左右されるので，毎回ドキドキです）




今日は大成功！（ほっ）
氷のレコードが奏でる，美しくも儚い音楽に，皆さん，目（耳）が釘付けです。


ギャラリートーク，調子にのって，100分もしゃべってしまいましたが（すみません…），お楽しみいただけましたでしょうか。
寒い中お集まりくださった皆様，本当にありがとうございました。

さて，次のギャラリートークもがんばります，と言いたいところですが，今回，担当学芸員のギャラリートークは１回きりなのです。
かわりに，といってはなんですが，各週末，出品作家によるアーティスト・トークやパフォーマンスなど，イベントが目白押しです。
作家の生の声を聴く貴重な機会なので，ぜひぜひご参加ください。
（イベント情報の詳細はこちら）


＜本日の一枚＞


藤本由紀夫《EARS WITH CHAIR FOR CHILDREN ONLY》を体験する，なんとも可愛らしいお客様。




藤本由紀夫《EARS WITH CHAIR FOR CHILDREN ONLY》は，ロビーに展示してある《EARS WITH CHAIR》（西宮市大谷記念美術館蔵）の子供用バージョンです。
ぜひ，座ってみてくださいね。

（展覧会担当：澤渡）