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カテゴリ:豊島区
この記事が、実質的な新型コロナの緊急事態宣言後の最初となります。正直に言うと、ここが自粛解除後に訪れた最初の酒場というわけではないのですが、初訪のお店はここが最初ということになりました。正直に言うとここが新型コロナ解禁後の最初の酒場と決めていた訳では少しもないのです。やはりどうしてもそんな時に行きたいのは通いつめたお店なのです。実際これを書いている6月の中旬にあっても夜毎に立ち寄るのはほぼこの一軒に限られています。ここが安全かどうかと詰問されてしまうと、それはどうだという疑問符を隠す事はできぬのです。だけれど、それでもこのコロナ渦にあっていつもの見知った顔と夜毎に交流を交わすことは、ここの人たちなら安全だろうという危険でしかも明らかな過ちを看過させるに足るのでありまして、しかもそういう誤解を多分に孕んだ連帯感を涵養するのです。 とまあ、そんなこんなで些か半端な自粛の日々を過ごしてきたのですが、いよいよ知人からの誘いを受けてお初の居酒屋にお邪魔することになったのです。「源気丸 駒込店」という店を選んだのはぼくではありません。というか、カードの使える店という条件のお店というのが手当たり次第に尋ねて回ると案外まだ利用できないことが多いのです。使えるのはチェーン店かちょっと格式の高いお店だったりするらしくて、どちらもぼくの領域を脱しているから困ったものであります。結局、迷い迷いするうちに霜降り商店街に辿り着いたはいいものの、この界隈って案外呑み屋が限定されるのですね。そこで同伴者が指差したのがこの店だったのです。どうやら近隣にあるとある業界関係者との付き合いで利用したことがあるみたいです。店の外ではテイクアウトの販売に熱心に取り組んでおられるけれど、ちょいと邪魔をしてカード利用の可否を尋ねてみると、可能とのことなので早速二階への階段を上がりました。戸を開けると思った以上に広くてどうやら3階もあるようなので、100名近い収容力があると見積もったけれど案の定であるけれど少しの確信もないから気になる方は調べて頂きたい。肝心なのは他の客が娘さんを含む三人家族とその後、大きな生簀の前で豪華な刺身定食と日本酒で独り晩餐を楽しむ初老の方だけだった事です。緊急事態宣言が解除となり数日は経過していたけれど、まだまだ元のようにはいかぬようです。それでも店の方たちが明るく元気に応対してくれたから、変に気持ちが沈むこともなく過ごせたのは幸いでした。3月から家呑みばかりで買い物に出るのも控えていたから新鮮な魚介には大いに飢えていました。いやいや飢えていなかったとしてもここのは確かに旨かったのだと思うのです。ぼくはそれほどの魚っ食いではないと思っているけれど、それでもやはり久し振りに大いに魚介を頂くと刺身のない生活というのは彩りを欠いているものだとつくづく感じさせられたのでした。こちらのお店では、その他にも大根の唐揚げだったりと自宅ではまずやらないと思うような肴も揃っていて、表で呑むことは旨いとか楽とかといった何よりも楽しいものなのですね。早くここの生簀に沢山の活きのいい魚たちが放たれ、マグロの解体ショーが披露されるようになることを祈念するばかりなのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/07/10 08:30:06 AM
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