カテゴリ:組織自壊・ブラック企業
日本製鋼所の子会社の日本製鋼所M&E(北海道室蘭市)が生産した鉄鋼部材で検査不正があったことが明らかにされた。 不正は、火力発電所で使うタービンの軸材であるロータシャフトなどで、顧客との契約で示した品質基準を満たしていないのに、検査データを書き換え、基準を満たしているように装っていた。 不正は2000年ごろから続いていたとみられている。 今年に入って日本製鋼所M&E社内からの指摘で発覚し、経済産業省や取引先の火力発電設備メーカーに説明した。 =子会社の火力発電向け製品 2022年5月7日 JIJI.COM 日本製鋼所は7日、子会社の日本製鋼所M&E(北海道室蘭市)が生産した鉄鋼製品の検査データに不正があったと明らかにした。火力発電所のタービンの軸に使う製品などで、顧客と契約した品質基準を満たしていないにもかかわらず、検査データを書き換えて出荷していた。 日本製鋼所によると、不正は2000年ごろから行われていたとみられる。これまでに不正に起因する事故などは把握していない。外部の弁護士らによる委員会を設置して調査を進めており、9日にも公表する。 ― 引用終り ― 日本製鋼所は、大日本帝国海軍や自衛隊の戦車や艦艇などの砲を製造している。 現在は、先端技術を導入し、火砲システム、ミサイル発射装置など防衛機器の設計・製造・整備を行っている。 ●室蘭に日本製鋼所が設立された経緯 室蘭に海軍の鎮守府の設置が内定しており、軍港として指定されていたが、地勢的に太平洋側からの攻撃に対して防御が困難であるという理由で、1903年に鎮守府の設置は見送られた。 そこで、使われていなかった室蘭港を日本製鋼所が使用する形となった。
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最終更新日
2022年05月11日 06時00分08秒
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