久しぶりにRF-B20を出して使っていたら、トーンコントロールのボリュームに僅かなガリが出ていたので、取り外して分解掃除しました。
部品はこれが全てではなくボリュームの回転軸を抑える金属のカバーがあります。横に写っているピンセットと較べると、大体の大きさがお分かりになるかと思います。
RF-B20はこんなラジオです。
以前の日記をリンクしたのでご覧下さい。リンク先ではFM受信周波数を日本向けに調整完了と書きましたが、これはかなりギリギリの調整で、76と90MHzがダイヤルの上下端でギリの余裕無しで受信出来る状態でした。
なので今回はボリュームの分解ついでに、FMの同調コイルと局発コイルを巻き直して再調整しました。リンク先の日記ではC14とC29を交換したと書きましたが、コイルの巻数を増やして巻き直した関係で、コンデンサの容量は元の値に近いものへ戻しました。
今回はあまり詳しく解説しませんが、ダイヤルのプーリーとダイヤル糸が外れないように何枚ものセロテープで固定して、基板とシャーシを分離しました。ここまでやらないとコイル交換が出来ません。調整の結果をSSGで確認したところ、75〜93MHzを受信出来るようになっていました。OKですね。
ところでリンク先の画像にあるとおり、本機のSW受信はダブルスーパーへテロダイン(最近はデュアルコンバージョンなどとも言う)です。第1IFは11.85MHz、第2IFが455kHzと言う構成になっています。放送バンドのみの受信ですが、455kHzのセラミックフィルターを交換したためか、SW帯でも混信の少ない受信が可能です。