古そうなラジオ:R-905Jを数箇所整備しました。
今頃気付いたんですがR-905Jって全貌を紹介していなかったような気が(^^ゞ こんな感じのラジオです。 私の覚えている古いラジオって、こう言う本革のケースが付いていましたね〜。使っている内にこんな風に傷んでくるんですが、これが勿体ないというか悔しかったです(^_^;) 革ケースを外すとこういう風になります。中は金属シャーシなので重量化あり! 側面を見るとDX-Local切り替えスイッチやトーンコントロールつまみが在り、なかなか高級機の位置づけだったのかも知れません。 そしてロッドアンテナの頭が大きいです! 画像の中に書いたとおり、これは上に伸びるだけで角度可変にはなっていません。バッテリーインジケーターとSメーターが付いているので、やっぱり当時としては高級機だったんでしょう。 正面に付いたローラーのような同調つまみは、いろんな機種に使われていますね。本機にはファインチューニングも付いていて、短波帯を受信するときにすこぶる便利です。 何故便利なのかというと、短波帯は同調がクリティカルなのでダイヤルを合わせにくいんです。そんな時はダイヤルを回しながら”あっ、何か音がした!”と思ったら、主ダイヤルを少し戻してからファインチューニングを使うと、凄く同調しやすくなります。実際に使って見ると感激しますよ。 そして今日整備したのは、下記3項目です。 1.電池室マイナス電極交換 2.短波帯感度調整 3.麦球のLEDへの交換 まず電池室マイナス極金具は、最初こんな感じでちょっと接触が弱いかなと思いました。 これを手持ちの金具と交換。RF-858の修復でも使った金具です。 そして短波帯の感度調整は、フェライトバーアンテナの右側に巻いてあるコイルの位置と、筐体左端にあるトリマーコンデンサを根気よく調整して追い込みました。 バンド上下端での感度差もだいぶ少なくなったと思います。 最後はダイヤルライトの麦球交換です。本機の麦球は明るかったのですが、明るければ明るいでフィラメントが切れやすくなりますので、電球色LEDと交換してしまいました。外した麦球がこれ。 交換後にLEDを光らせたところが下の画像です。 上から2枚目の画像で、ダイヤルライトスイッチの斜め上にあるMW/SWと書かかれた銘板の裏側にダイヤルライトがあります。これくらい明るければ充分でしょう。 今はAMを聞いて動作確認中です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.06.21 18:03:20
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