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カテゴリ:KAWASAKI ゼファー400
長男、大家さん、学生アパート、保険屋での話しの結果、バイク盗難未遂による破損については、125cc以下の適用という結果の連絡を受け、6月6日、満を持してレスキュー隊の出動となった。
工作車には代車のセロー、ラダー、工具一式、グラインダー、ドリル、コードリール等を積み込んだ。助手はラーメン、ハム、米などの食料を勝手に積み込み、今日のお昼は南禅寺の湯豆腐が食べたいわ〜。それと、三年坂の唐辛子舞妓さんひぃひぃも買わないと。などとこの緊迫した状況下にあって、まるで旅行気分である。 通勤割引を使い予定通り午前11時には現場に到着。現車を確認。バラしに掛かる。先ずメーター、ヘッドライトを外す。キーシリンダーの取り付けボルトが見えた。何と。愕然とした。 アルミ製のキーシリンダーの取り付けボルトは直径12ミリ、深さ6ミリの穴の中にあり、しかも、トルクを掛けてボルトの頭が折られている。少しの突起は残っているが、この突起を回して緩める方法が見つからない。まさか、凹んだ穴の中にボルトがセットされているとは思わなかった。 凹みの直径が小さいので中にペンチやプライヤーの先を入れる事もでいないし、ラジオペンチだと突起が摘めないし、回す力が入らない。突起に鉄鋸で切れ目を入れてマイナスドライバーで回す事も出来ないし、突起があるのでドリルで破壊することもできない。 考えた末、工作車に積んである最終兵器グラインダーの登場となった。このキーシリンダーは壊されていてどうせ使えないのだから、壊しても構わないのである。凹みの縁を削ってペンチの先で突起を摘めるようにすれば良いのである。 グラインダーに砥石をセットして、削って行く。アルミなので削るのは容易い。 ペンチで突起が摘めるように縁を削ったら、ネジザウルスの登場である。突起の先を摘んでボルトを回してみると、何と。拍子抜けに簡単に回る。かなりのトルクで締めてあると思っていたのだが、予想外である。 これなら、ボルトの座金をタガネで回しても良かったような気もするが、この穴に入るような細いタガネは持っていなかったので、仕方がない。 よし。これで外れたと思ったのだが、まだ外れない。何故だ?よく見てみると、キーホルダーに鉄のリングが掛かっているのである。リングを留めているボルトはキーホルダーの裏側なので、ボルトを外す事はできない。 と言うことはトップブリッジを持ち上げるしか方法は無い。ハンドルを外して、トップブリッジボルトを外すのだがこの大きさのメガネもスパナも無い。もしかの為にモンキーレンチを持って来て良かった。フロントフォークを締め付けているボルト2本を外してトップブリッジを持ち上げると、やっとキーシリンダーが外れた。 取り敢えずハンドル取り付けまで元に戻して、工作車に積み込む。レスキュー隊の任務完了である。 予定より早く終わったので、長男の動かなくなったプリンタの原因究明に取り掛かる。電源はOK、ヘッドクリーニングもOK、プリントするとエラー。プリンタドライバを最新の物にバージョンアップするも、作動しない。スプールファイルでもないようである。PCはプリンタを認識しているようである。あれこれやったがこちらはわからない。修理するより買った方が早いということで断念。南禅寺で遅い昼食とキリンのフリーで一杯やった事にする。豆腐を買って、ゼファーを積んだ工作車で三年坂に行ってみると、もの凄い人。速攻で舞妓さんひぃひぃを買って、人混みから逃げる。 午後6時無事帰着。ゼファーを降ろしていると長女が今日駅で壊されたと自転車を持って来る。チェーンケースの後ろ部分がグチャグチャになっている。外して修理を試みるが、どうやっても歪んで、チェーンが当たって異音がする。めんどくさいので取っ払ってしまった。別に無くても支障はない。それより早く私はビールが飲みたいのである。 工作車に積載されたセローと工具箱 グラインダーで削った取り付けボルトの凹み 頭が折られているキーシリンダ取り付けボルト。 壊されたキーシリンダ キーシリンダを外した姿。リングを取り付けるボルト2本が見える。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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