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カテゴリ:KAWASAKI ゼファー400
リアホイールを外すにはリアブレーキキャリパーを外す必要がある。外したついでに、パッドの点検をしてみたら、何と残りが1ミリも無い。首の皮1枚で残っている状態である。危ない。危ない。確か前回はフロントと同時に交換した記憶がある。フロントはダブルディスクとは言えまだ使える状態だった。かなりリアブレーキを多用していたのだろうが、どんな乗り方をしていたのだろう。
早速、パッドを探してみる。流石ゼファーは人気車種だけあって、沢山売っている。あまり安い物はパスして、レビューの良い物を選んだノーブランドのハイパーブレーキパッド972円だ。スリットが入ったゼファー400用はRGV250ガンマSP2/GPX400R/GPZ400R/ZX4/GPX250R,R2/KR-1/ZXR250,Rと兼用になっているようである。ススキのガンマと同じとは意外である。 パーツクリーナーでキャリパーの汚れを落とし、新品パッドの角をヤスリで少し落として、取り付けようとしたら、パッドの穴がホルダーのピンに嵌らない。穴が小さすぎるのだ。やはり汎用品なので僅かな誤差があるようである。仕方がないの外して、万力に挟んで棒ヤスリで片方の穴を少し広げた。これで何とかピンに挿し込む事が出来るようになった。次はピストンだ。新品パッドの厚み分だけピストンを押し込まないとディスクに掛からないので、マスター側のオイルタンクのキャップを外し、圧力を逃がすようにしておいて、指でピストンを押してみるが、これが固くてビクともしない。今まではオーバーホールを兼ねてフルードを抜いてキャリパーをバラしていたので、こんな問題は起こらなかったのだが、バラさずにやろうとすると、ピストンを押し込む工具が必要になる。ホームセンターで売っている万力などを代用しようかと思い、買い出しに行く前に念のためにネットで探してみたら。専用工具のディスクブレーキセパレーターが1,540円で出ていた。この値段なら、変な代用品を買うより、確実であり、それに1つ持っていても損はないと思い、購入する事にした。 広島へ出張の間に届いたようで、定時連絡の時にその旨が報告された。 妻 茨城県から何か荷物が届いとるよ。 私 小さな軽い物だろ。 妻 結構大きな封筒に入った結構大きく重い物だけど。 私 ......重い?たかが1,500円程のディスクブレーキセパレーターの重さなど知れているのに何が重いじゃ。 これだから女子供の常識はあてにならないのだ。と思いながら帰って早速封筒を開けてみたら大きめの白い紙箱にズッシリと重いディスクブレーキセパレーターが鎮座していた。確かにでかくて重い。かなり頑丈な作りでどうも四輪用のようだ。失敗してしまったらしい。 まあ、しかし大は小を兼ねるという諺があるように、使えない事はないと思い、試してみた。ピストンを挟む金具の幅が広いので2つ同時に挟むことができた。ハンドルを締め込んで行くとピストンは難無く戻って行く。やはり専用工具の威力は凄い。 新品パッドの小をピストン側、大をホルダーピンに挿して外側にセットする。ローターにパッドを挟むようにセットしてキャリパーを取り付ければ完成である。 すり減ったパッド(赤)と新品パッド ディスクブレーキセパレーター ピストンを挟んだディスクブレーキセパレーター キャリパーに取り付けた新品パッド ローターに装着したキャリパー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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