カテゴリ:江戸・東京
湯島天神から南へアップダウン路を歩く。清水坂をくだり、蔵前橋通りを横切り、そして坂を上ると神田明神。天神様と大明神との距離は約600m。社が建っている高台は、それぞれ異なる土地。 明神様・天神様・弁天様を結ぶエリアは、行政区分が錯綜している。神田明神は千代田区、湯島天神が文京区、不忍弁財天が台東区である。三社三様ではあるが、江戸城から見ると北東に位置する。いわゆる鬼門の方位。神田明神は、江戸期を通じて「江戸の総鎮守」であり、108町の総氏神様だった。 神田明神の随神門は、豪華絢爛の二階建て。昭和51年に檜造りで再建された。昔の文様や彫刻で飾り付けられた神門。1階梁の四方には、玄武・青龍・朱雀・白虎の四神獣がいる。入場の際に玄武(亀蛇)を観て、退出時に朱雀(鳳凰)を仰ぎ見る。 神社境内に掛けられた絵馬は、湯島天神のそれと少し趣が異なる。直近に秋葉原街があるため、アニメのキャラクターや萌え系のイラストを記入した絵馬が混じっている。古さと新しさが共存する境内だ。正月を過ぎると、アキバから流れてくる外国人の方が多いという。 写真-1 湯島天神境内の梅が咲いていた。 写真-2 大勢の参拝客であふれる神田明神境内。
写真-3 随神門の外まで参拝者の行列。朱雀の彫刻などを観て順番を待つ。 写真-4 境内の神楽殿では神田囃子と獅子舞が奉納。 写真-5 豪華絢爛たる神門。玄武の彫刻を観ながら混雑から撤退する。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016年01月17日 16時13分17秒
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