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テーマ:DVD映画鑑賞(13602)
カテゴリ:洋画
ユー・ガット・メール メグ・ライアンとトム・ハンクスの共演した、Eメールの匿名性を仕掛けとしたすれ違いドラマ(1998)。 お互い心を開ける相手としてメールのやりとりをしている 「ショップガール」と「NY152」は、 やがて小さな本屋の店主と大規模書店チェーンの社長だとわかる。 最初は仕事のことしか考えていないような男ジョーが、 キャスリーンと出会うことで 「本屋」を「商売の道具」から「子どもの心を育てるもの」と 考えを変えていくプロセスがいい。 しかし小さな本屋を守りたいと思いながら、 やはり世の流れを堰き止めることは、誰にもできない。 メールを受信すると男性の声で「You've got a mail」と知らせてくれる AOLを始めとするメールサービスが、日本でも普及した頃。 以来TVドラマなどではこれを道具にしたストーリー展開が わんさと出てくる。 そういう意味では、先駆的な代表作といえよう。 ただ映画公開後、ワーナーブラザーズの親会社「タイム・ワーナー」が M&Aによって「AOL」と合併された時には、 それで「You've got a mail」だったワケね、と妙に納得してしまった。 つまり、本屋のお話は、 一方で「IT会社」が「映画」という文化を買収しちゃった、 という現実と重なるワケで。 その後、AOLが勢いをなくし、 (やっぱりビル・ゲイツの独占商法には勝てなかったのねー) 合併は解消されてしまったことを考えると、 この映画の「あだ花」的側面に、ちょっと嘆息。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.05.02 20:36:57
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