今が生死

人間はどこで差がつくのだろうか？朝起きて勤めに出て、仕事して帰って夕御飯を食べて風呂に入って寝る。

ここまでは大体皆同じだと思う。人によっては朝早く起きて朝食前に本を読んだり、スポーツをしたりして、頭や体を鍛えている。私にはそれほどのじちはないので、夕食後の寝るまでの時間に何かやろうと思えば出来るのだが、晩酌でお酒を飲むからか、夕食後眠くなってしまって、充実した時を過していない。

晩酌は夏はビールで冬場は日本酒が殆どで、冷をコップで飲んでいる。日本酒は長い間日本人の智恵で、お燗をつけて、おチョコでちびりちびり飲んできた。お燗をつければ酔いが適度に回って飲み過ることも少なく、健康的な飲み方と言えるだろう。それは彼らの生活の知恵だったのだと思う。

焼酎やウイスキーの飲み方に合わせるように、いつの間にか日本酒にお燗をつけないで冷で飲む人も出てきた。冷だと酔いが回るまでに時間がかかり、飲み口もいいので、ついついコップで何杯も飲むことが多い。そうすると飲んでいる時はまだ酔っ払っていないので、がぶがぶ飲めるが、しばらくすると効いてきて、かなり酩酊してしまう。食後の貴重な時間に眠くなってまとまった仕事ができないのは、冷酒を飲むからではないかと分かっているが止められない。毎日が同じことの繰り返しである。

酒は山梨県が生んだ名酒、シュンノウテンで、それを毎晩コップで冷で飲んでいる。日本酒ではこれが最高に美味しい酒ではないかと思うが、他の酒もまずくはない。
人と差がつくのは僅かな時間をいかに有効活用できるかにかかっていると思うが、冷酒だとどうしても飲みすぎてしまって本も読めなくなってしまうので、お燗をつけて飲むようにしようかと思ったが、飲み口が全然違う。お燗をつけると鼻にツーンときて味も苦くて、殆ど飲めない。だから健康にはお燗をつけた方がいいのかもしれないが、同じ飲むならおいしく飲みたい。明日からは冷酒を少量づつ飲むようにしようと思う。