茨城県近代美術館　The museum of modern art, IBARAKI

は～い，ラッキーです。

きんびーちゃんが何かじ～と見ているのよ。

きんびーちゃん、なに見てるの？

美術館の玄関にある小川芋銭展のイベントを紹介する看板を見てるんだ。

子どもの日は何やっているのかなって。

どれどれ～，５月の５，６日は「語り部が語る芋銭ゆかりの地，牛久の民話」って，これってなんでしょ？

４月から普及課の担当になった主任学芸主事の木村美香子さんに聞いてみよう。

はい、はじめまして，木村です。らっきーちゃん，きんびーちゃん，よろしくね。

これは，牛久の民話にくわしい浅野さんと坂入さんという方に，お話を聞かせていただく会なの。

民話のおはなし会ってことは，子ども向け？

もちろん，子どもにたちに聞いてほしいけど大人も大歓迎。

大人もいいんだぁ～。

そう，だから，親子でいらして芋銭展をご覧になってから，一緒に参加していただけるとうれしいわ。

民話のおはなし会って図書館などでよく開かれているわよね。

芋銭さんの家の前には，牛久沼っていうおおきな沼があって，この牛久沼のあたりにはおもしろい民話がたくさん残っていたの。

芋銭さんもそうしたお話が大好きで，絵にもたくさん描いているのよ。

そうですよね，今瀬さん。

そうそう，芋銭さんは，昔から「カッパの芋銭か芋銭のカッパか」といわれるくらいカッパの絵が得意だったの。

芋銭の伝記「大痴芋銭」によると，牛久にはカッパの話や，狐の嫁入り，といった不思議な話がいっぱいあって，誰々が見たらしい，と話題になるほどだったんだって。

わーっ，楽しみ～。

ところで，民話って方言で話してくれるのかなあ。

ぼく，いばらき弁得意だよ。「ぺ」をつけるんでしょ。

そうそう，大震災からのこの１年は特に「がんばっぺ茨城」の合言葉で「ぺ」になじんだわよね。
浅野さんと坂入さんも茨城弁で語ってくださるのかしら。

そうかもね。みんなで聞きに行くっぺ！

それはどうかしら，「行くべ！」じゃないの？

そっか，「べ」もあったね。

それじゃ，あらためて・・・みんなで来たらいかべ！

ウフフ・・・・・それなら「来たらいがっぺ」じゃないの？

きんびーちゃん，ほんとにいばらき弁得意なの？

そういうラッキーちゃんは，どうしていばらき弁詳しいの？

あら，あたしのフルネーム，イバ・ラッキーなのよ！