テーマ:両生類のいる生活(51)
カテゴリ:生活、家族、仕事
オオサンショウウオ(俗称ハンザキ)は国の特別天然記念物。 日本固有種。 体長150cm。 約3000万年前にあらわれ、「生きた化石」と呼ばれている。 夜行性で、昼間は水辺に掘った巣穴などで休む。 魚類、サワガニなどを食べる他、ヘビ類やカワネズミを食べた例もある。 一生水中生活で長寿、卵は雄が保護する。 三重県はオオサンショウウオが大好き。 名張市の赤目四十八滝に日本サンショウウオセンターがあるほか、三重県立博物館では、一匹のオオサンショウウオ・さんちゃんを飼育しており、開館中はいつでも無料でみることができる。 ☆3 オオサンショウウオ MieMu 三重県総合博物館 チュウゴクオオサンショウウオは、体長180㎝、体重64kgになる、世界最大の両生類。 オオサンショウウオと比較すると眼がやや大型で、吻端が扁平な傾向があるが、外観で識別できる特徴はない。 黒色斑が大型で独立する・疣が2個ずつ並ぶなどで区別できるとされるが、種間雑種では識別は困難。 オオサンショウウオ科は、オオサンショウウオ・アメリカオオサンショウウオ・チュウゴクオオサンショウウオの3種とされてきた。 2018年、それまで1種と考えられてきたチュウゴクオオサンショウウオが5種から8種存在するかもしれないとカナダ・王立オンタリオ博物館生物多様性・保全生物学センターで爬虫両生類学の上級学芸員を務めるボブ・マーフィー氏は語っていた。 世界最大の両生類か 2019年11月7日 朝日新聞デジタル 中国のオオサンショウウオに新種を見つけたと、英国や中国などの研究チームが発表した。 これまではチュウゴクオオサンショウウオは1種とされていたが、前世紀初頭に採集された古い標本なども加えて研究し、遺伝的に異なる3種に分かれるとする論文が専門誌 Ecology & Evolution に掲載された。 日本のオオサンショウウオの分類学的な位置は変わらない。 今回の研究では、20世紀の1922年までに得られた5標本と92年に採集された12標本からミトコンドリアDNAを抽出。 形態的な特徴や分布域なども検討に加えて解析した。 中国のオオサンショウウオは高級食材などとして取引されるため、捕獲によって激減しており、国際自然保護連合はレッドデータブックで最も絶滅が危ぶまれる種に指定している。 養殖も盛んで、自然分布の範囲を越えて運ばれ、飼育されることもある。 チームが過去の標本に注目したのは、最近の個体移動による影響を避けるためだ。 新たな種として位置づけられたものは、中国南部の珠江流域などに分布する。 2メートル近くにまで成長し、これがおそらく現生で最大の両生類とみられる。 安徽省の黄山付近で採集されたものも新種の可能性が高いが、標本の不足などからこの論文ではきちんとした新種記載には至っていない。 これらを除く狭義のチュウゴクサンショウウオは、揚子江上流部や四川省付近のみに分布することになる。 ― 引用終り ― 養殖されたチュウゴクオオサンショウウオは高級食材として取引されている。 スープやシチュー、その他の料理に使われている。
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最終更新日
2019年12月02日 06時00分12秒
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