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カテゴリ:麺食いだろう?
コンビニやスーパーは、今日節分に巻き寿司を食えと躍起だ。 文化や風俗は地域性があって、各地で違っているからこそ面白いのにね。 例えば、江戸時代に唯一貿易が許されていた長崎では、 小麦粉や砂糖に卵が比較的簡単に手に入ったのでカステラが作られた。 砂糖はシュガーロード(長崎街道)を通って江戸の将軍まで献上されるんだけれど、 砂糖に比べて小麦粉は嵩が増すし、雨に濡らすともう元に戻らないし、管理が大変だ。 そういうわけで、シュガーロード(現国道34号線)を佐賀まで東上すると、 小麦粉の量が少なくなって丸ぼうろになる。 さらに北上して(現国道3号線)福岡まで来ると、小麦粉は全く使われず、 砂糖と卵だけで鶏卵素麺となる。 それは必然なんだよね。 まあ、そんな話は置いといて、一方でそば業界は、節分にこそそばを食えという。 だったら年越しそばは間違いだから食わなくてもいいとアナウンスすべきだが、 それは全くない。 ところが、恵方巻きとそばは別々の業界の思惑だから、 それらをまとめてそば寿司にすればいいじゃんという発想にはならない。 俺は恵方巻きとは一切歴史的必然性がない地方で育ったんだけど、 例の瀬戸の海から贈られてきた質実剛健な新海苔があるし、 毎晩のレシピにも頭を痛めているところだし、年越しそば用に買った寒河江そばもあるし、 この際乗っかっとけ まずは、卵1個に白だしと砂糖で2本の細い卵焼きを作る。 昨日の残りのほうれん草3本分を湯掻いて、だいたいほうれん草1本分をさらに2分割し、 巻き寿司1本分に使う。かにを使っていない(と思われる)「かにかも」買って来た。 乾?のほっそり細そば寒河江そばを100g湯掻いて、水でしめて寿司酢をまぶして、 これの多分2/3ほどを使って、まずは1本目(太巻き)を巻く。 昨日包丁を砥いでいてよかったよ。包丁が切れなければ、これは作れない。 それでも、本当は8分割したいところを自信がなくて4分割で勘弁してやった。 そばつゆ(ネギとわさび)に浸けて食うよ。 茹でたほうれん草の残り2/3と豆腐・余った「かにかま」1本・すりゴマに、 味付けは白だしと砂糖増量(当社比)で、はっきりと甘めの白和えを作る。 レタスとトマトのサラも付く。 2本目は残ったそば(1/3)で中巻きサイズになる。(その代わりに頑張って6分割) 今夜はご飯を炊いていなくて、これで足りなければどうしようと思っていたんだけど、 結構腹いっぱいになって、もうなにも食えない。 皆さんここまで「そば寿司」を普通に読んで来ちゃった ダメだよ・・・ もう一度初めから、「そば寿司」の部分だけをレミオロメンの「粉雪」のサビの、 「こ・な~ゆきっ」のメロディーで読み返してください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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