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shchan_3

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shchan_3@ Re[3]:教育評価と特別支援 「基礎知識+実践」を学ぶ(04/15) 渡辺敦司さんへ >こういう校内論議こそ…
渡辺敦司@ Re[2]:教育評価と特別支援 「基礎知識+実践」を学ぶ(04/15) >「探究し考察することで対象への関心を…
渡辺敦司@ Re:教育評価と特別支援 「基礎知識+実践」を学ぶ(04/15) >おっしゃる通りだと思います。そのよう…
しょう@ Re[1]:教育評価と特別支援 「基礎知識+実践」を学ぶ(04/15) 渡辺敦司さんへ ていねいなcommentあり…

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2008.01.08
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カテゴリ:哲学・思想
竹田青嗣の本を読もう

 この文章の趣旨は、竹田青嗣の著書の勧め(続き)です。
 1980年代あたりから、いわゆるポストモダン思想がブームとなり、「実に浅薄な近代思想批判・哲学批判」がなされてきましたが竹田青嗣はその当時においてもポストモダンブームに対して批判的な立場で理解し・評価をしていました(『現代思想の冒険』など)。

 ここでは、私が竹田青嗣に送った手紙(メール)をもって、「著書の勧め」にかえさせていただきます。

 彼ら〔カント・ヘーゲル〕にとっては、「人間の自由な権利」が「市民国家」によって初めて確保されるものであることは自明のことだった(『人間的自由の条件』16頁)ということ。人間は「自由」な存在であるために、その自立的な意志を発動させて道徳的存在〔他者を尊重する主体〕となる、というのではない。

むしろ他者を自由な人格であると見なそうとする「自立的な意志」の相互性(「自由の相互承認」)だけが、まさしく人間の「自由」をはじめて確保し保証する(30頁)というヘーゲルによるカント批判のポイント、など深く納得できるものでした。

 「自由の相互承認」というのは『弁証法的理性批判』でサルトルが述べた「相互性」の人間関係に近いのではないか、とも考えていますが、それは竹内芳郎氏も『討論塾 天皇的精神風土との対決』の中で述べておられるように「人権」をも基礎づけるものでもあろうと考えます。
 
 以上、一部を引用しましたが、全体として非常に興味深い論考がなされています。『よみがえれ哲学』『人間的自由の条件』など、ぜひご一読をお勧めします。

(私は、教育学部の出身なのですが、研究室は社会科の倫理社会(懐かしい呼称…)です。在学中から47歳の今にかけて、愛読した思想家はサルトル、マルクス、ヘーゲル、竹内芳郎、竹田青嗣、西研、長谷川宏などです。現実に向き合う思想についてHP“しょう”のページにまとめています。)
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Last updated  2019.03.30 00:43:13
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