整備が簡単そうな機種から手を付けましたが、FM回路の調整が思っていたほど簡単では無く数回の試行錯誤を繰り返す羽目に・・・。
筐体表側はアルミのはめ込みみたいに見えますが、ヘアライン加工したプラスチックに塗装若しくは転写して金属感を出しています。
中味はこんな感じで、ケミコンと一部の抵抗を交換済みです。黄色い○の部品を交換してFM受信を国内向けに調整しました。
下の画像が部品交換・調整後の状態です。これで76MHz弱から90MHz超までカバーするようになりました。
コイルは巻き直し:巻数増と、コンデンサは容量アップしました。あとはトランジスタのバイアス抵抗(100KΩ台の高抵抗値の物)を金皮へ交換、AFアンプの初段を2SC945 → 2SC1815-Yへ交換したところ、AMバンドがとても静かになりました。感度が悪くなったのでは無く、背景の雑音が激減しました。
上の画像はFM局発コイルで、元々付いていたコイルの一部を流用しました。下の画像はFM同調コイルで、巻数を一回増やしてあります。
本機の唯一の欠点というか弱みは、ロッドアンテナが短い事でしょうねぇ。まああまり長くすると倒立性が悪くなるしコストも上がるんでしょう。
大きさは下の画像を参考にして下さい。