最近Twitterで見た中に、古いラジオで使われるパーツの情報が出て、
樫木総業株式会社さんから引用紹介の許可を頂いたので幾つか紹介します。
1.
松下 MA150:スイッチングダイオード
これはRF-6300,2900LBS,2900,2800,2600etcに使われています。これが故障することはあまりないと思いますけど、万一故障してオリジナルパーツと交換したい方は、利用されると良いかと。
※根性で😅ネットを探したら、2枚ペラ程のデータシートを見つける事が出来ました。
順方向電圧:0.95Vで意外と高め。接合温度:200°C。
2.
松下 MA-26:スイッチングダイオード
ネットでデータシートを見つけました。
MA150の小型版のようです。
3.
松下 0A90A:ゲルマニウムトリガー用ダイオード
ゲルマニウム検波用ダイオードです(ゲルマニウム点接触ダイオード)。厳密に言うとラジオで目にするのは0A90, 0A70ですね。
※これも必死に探したら、0A90の1枚ペラデータシートが見つかりました👍それを見ると0A90Ⓖが存在したようです。ゴルドボンデッドダイオードかな?
4.
三洋 2SC930:FM-RF増幅用トランジスタ
松下のラジオ以外ではよく使われていたようですが、経年劣化(Agのマイグレーション?)で有名です。
5.
ローム 2SC2021:ローノイズ一般増幅用トランジスタ
RF-888JBで使われているローム製2SC1538の代替に使えるように思います。まあ2SC1538のデータシートは見つからないので断言できませんけど
他にも色々あるので、興味のある方はリンク先などをチェックしてください。
追記します。
6.
松下 2SC2634:AFローノイズ一般増幅用トランジスタ
松下(Panasonic)のラジカセR-5410Bに使われていたローノイズトランジスタ:2SC1327の後継品?と思います。低電流時のftが若干上がっています。
※Uランクって新しめのデータシートには載っておらず、hfeが一番高いランクでしょう。外す必要は無かったかもと、いささか後悔しています😔