藤さんから単車の紹介がありました。
昭和49年(1974)型BMWR90/6です。排気量は900CC、60PSのおとなしいエンジンです。当時私は大学2年生、新車価格130万円もするBMWは買えるはずがありません。社会に出て5年目の昭和57年、神戸で8年落ちの中古車として売りに出ていたこのバイクを借金して手に入れました。あこがれのBMW、それも900CCの大排気量、当時正規輸入車として兵庫メグロ販売が販売した車両です。(中古として買ったのは兵庫メグロではありませんが)手に入れてからはサイドカーをつけていた時もありますが、28年間大切に乗ってきました。1年くらい前からオイル漏れやエンジンの振動が気になるようになり、思い切ってエンジンのオーバーホールをしました。そのときシリンダの偏摩耗やヘッドの歪み(サイドカーをつけていたときに走行風が左右均等にあたらず、シリンダが熱歪みをおこしたらしい)が発見されオーバーサイズピストンを組むことになりました。おかげで排気量は10CCほど増えました。バルブシートやバルブガイドも新規製作。また、クラッチとフライホイールが振れており(これが走行時の振動の元)修正。また、ノーマルキャブも燃調が合わなくなりKEIHIN CR SPECIALキャブを装着、 新車時のエンジンになりました。この大修理を行ってもらったのは埼玉県のAMSフジイhttp://www.ams-fujii.co.jp/index01.htmです。これからも大切に乗っていきたいと思っています。