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萩さんは、NPO法人「日本救難バイク協会」に加入しており、阪神淡路大震災で活躍した「救急赤バイ」が寄贈された記事の投稿がありましたので記載致します。
救急車輌として17年間の任務を終え、NPO日本救難バイク協会に赤バイ「PAL2」が寄贈された。赤バイの受け渡しは平成22年6月16日(日)深沢理事長・三橋副理事長・谷米隊員の3名で東京都東久留米市にある「元」前沢出張所にて行われた。「元」というのは既に東久留米市消防本部は東京消防庁にその業務を移管し、統廃合により前沢出張所はその役目を終えたためだ。 赤バイをきっかけに発足したNPO日本救難バイク協会にとっては象徴的なバイクであり、千葉名誉会長・理事・隊員らの強い希望により寄贈が実現した。 赤バイのベース車両となったのはスズキのGS400E。1993年式、400cc(399cc)の4ストロ一ク空冷パラレルツインエンジン(最高出力39ps/9500rpm、最大トルク3.2kg・m/8000rpm)を搭載。 この救急赤バイは「PAL2」。パルペアーと読み、2台1ペアで活動するのが由来。渋滞が深刻だった当時、救命士をいち早く現場へ送り、後から到着する救急車で搬送…という発想により生まれたが、当時はちょっとした騒動となった。 日本でのイメージカラーは本来「救急」であれば白(及び赤いライン)なのに、「赤バイ」となっているのもその一端である。当時の道路交通法上、問題があったため、消防車の一種として登録せざるを得なかったからだ。 当時の道路交通法では搬送が目的の車両しか緊急車両登録できなかったのだ。当時の東久留米消防本部の命にかける思い、その思いを受けて開発したスズキ株式会社の、法律や他団体を相手にした戦いは凄まじいものだっただろう。 「救急・消防の歴史的にも我々(全バイクボランティア団体)にとっても価値の高いもの。「人の命」に真正面から取り組んだ事実を県内はじめ全国の皆様に知って頂きたい。」(三橋副理事長) 「バイク隊発足のきっかけとなったバイクであると聞いたことはあったが、実物を見るのは初めて。ただ破棄させるのではなく、動かせる状態まで修復し、イベント等で使用して後世に伝えたい。」(谷米静岡県支部隊員)また、静岡県支部では今後BRS-J設立15周年記念イベントとして、PAL2のスズキ株式会社への里帰りを企画している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.10.04 18:17:44
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