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カテゴリ:HONDA GB250クラブマンE型
クラブマンのスロットルワイヤーは引っ張りと戻しの2本引きとなっている。ハンドルホルダー側を開けてみたら、引っ張り側のワイヤーが切れかかっていた。首の皮1枚で危ないところだった。早速、HONDAに注文したら、無情にも廃番という返事。これは困った。
ヤフオクで探すも初期型は少ないし、出ていても程度が悪い割りに足元を見て値段が高い。何時切れるか分からない古いワイヤーを高い金額を払って買うよりは作った方が良いのではと思い現物を調べてみた。 スロットルワイヤーはクラッチやブレーキほど力が掛からないので、線径は1.5ミリと細いワイヤーを使用している。タイコは6ミリのものが付いており、長さは120センチ程だ。この線径だと自転車の部品が使えそうである。 早速、ホームセンターの自転車用品売り場に行って物色したら、良く似た線径で長さ2mのブレーキ用が570円であった。線径の表示がないので、レジのおばちゃんにノギスを借りて計ったら読み通り、ピッタリ1.5ミリだ。タイコは見た目同じようだったので計測しなかった。材質はステンレスと鉄の2種類があったので、耐久性よりハンダの乗りを優先して鉄製を購入した。 このブレーキワイヤーはタイコが片方だけに付いているタイプなので、タイコをキャブ側にしてハンドルホルダー側は新たにタイコを作ってやれば良い。 同じホームセンターに丁度6ミリ径の銅棒があったが1m1,200円と高かったので、ケーブルエンドセット(486円)を使用する事にした。 このセットは6ミリ径で長さ6ミリのタイコの横にネジが切ってあり、ワイヤーを通す穴も開いている。タイコにワイヤーを通し、横からイモネジを付属の六角レンチで締め込むとタイコからワイヤーが抜けなくなる仕組みである。しかし、かなりガッチリと固定できるとは言え、製品にも書いてある通りこのセットは非常用なので、恒久使用するとなるとイモネジの緩みが心配となる。そこで、施行が終わった後からタイコの穴とワイヤーの隙間にハンダを流して補強する事にして、早速、ブレーキワイヤーを古いワイヤーと同じ長さにカットしてアウターチューブに通して製作した。装着してみようとすると、キャブ側のタイコが少し大きかったのでベンチグラインダーで削って嵌め込む。ハンドルホルダー側のタイコもハンダを盛って太くなった部分だけヤスリで削って嵌め込む。最後にアウターチューブとの隙間にCRCを流して潤滑を促して完成である。 切れかかったスロットルワイヤー 自転車のブレーキ用ワイヤー ケーブルエンドセット タイコに付属の六角レンチでイモネジを締め込む ハンドルホルダーに取り付けたタイコ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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