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銀線名人ぬかしんぼ@ Re:デミオのフォーン交換(04/06) 私も同じくそういう事がありましたね。 …
2023.11.08
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カテゴリ:Touring

延び延びになっていた香住蟹を食すツーリングが雨と寒波の間隙を縫って行われた。今回は、言い出しっぺのドゥカティMHRが案内役で、ディアベルとV7ドンキーが参加だ。
行程表は何時もの企画室長であるディアベルが組んでくれた。バイクにはナビも搭載してあり、何時もの事ではあるが、ありがたい事である。
午前6時50分岡山自動車道総社PAに到着するとディアベルが既に到着していた。到着後、シートバッグを見ると、何と上の段のファスナーが全開のままになっていた。中を確認すると、タオルとインカムの簡易説明書が無くなっていた。早速やらかした。途中の高速でバラ撒いたに違いない。今日は早朝から嫌な予感がする。休憩無しでそのまま北房JCTに向かって走り出す。夜半には酷い風雨だったが、天気予報では本日は晴れとなっている。しかし、強風が吹くようで、4m~7mに達するとの事なので、ネイキッドのV7では苦しむだろうと思いながら走るが、予想した風は吹かない。北房JCTから中国道に分岐し、津山ICで高速を降り、第二集合場所のセブンイレブン津山高野本郷店に予定通り到着。トイレにいると聞き覚えのある迫力サウンドが聞こえて来たMHRの到着である。
ドゥカティ900MHRはマン島TTレースでマイク・ヘイルウッドを擁するイギリスのSMCがホンダのファクトリーチームを破った記念に発売されたバイクで、彼の名前を冠してMHと命名された名車である。このバイクの特徴はベベルギアのエンジンとタンク一体型のFRPシートカウル、コンチ製マフラーそれに何と言っても美しいロケットカウルとセパハンである。丁度40年前のバイクだそうだが、古さを感じさせないデザインとカラーは流石だ。
大原へ向けてR429を走り出すといきなりMHRからのバックファイアーの連打が始まる。もう壊れたかと思いきや、キャブの同調が狂っているようで、走りながら調整すると直ったようだ。レーシングキャブを着けているので、微妙な調整が必要なのだろう。これはオーナーでないと分からない領域である。
MHRの走りを後から眺めていると、コーナーの入口で車体を中央線寄りに寄せ一気にINに切れ込んで、アクセルを開けながらクリアする姿は実に美しい。コーナーを高速で攻めなくても、ゆっくり回っても楽しいバイクだろうなぁと思えるライディングだ。
R373を少し走り大原で直ぐに再びR429を氷ノ山方面に分岐、夏にセローで行った後山キャンプ場の下を通って、宍栗市の斉木口でR29に分岐、ここは既に兵庫県だ。途中道を間違えて迷子になるハプニングもあったが、快走路を北上し、道の駅「はが」で休憩。日の当たらない山間なので少し肌寒い。気温は13°程度。休憩中に大幅に狂っていたメーター内の時計を合わす。
鳥取県の若桜までは快走路であったが、R482に分岐して標高を上げ氷ノ山スキー場を過ぎるといよいよ小代峠だ。以前氷ノ山ツーリングを行った時にはこの峠が通行止めで通れなかったが今日は企画室長の事前調査で通行可能との事。3人とも走った事の無い峠に突入するといきなり道が細くなりアスファルト舗装はしてあるもののクルマの幅ほどしかない。加えて昨夜の強風で杉や雑木の葉で路面が見えないほど散らばっている箇所もある。しかも所々で水が流れ急な下りなのでブレーキングに要注意だ。スリップが怖いのでフロントは使わずにリアブレーキだけで慎重にクリアする。先頭車がインカムで道路状況や障害物を連絡してくれるので咄嗟の不意打ちは無いが、ドン亀走行を強いられる。麓まで下るまでに対向車はジムニー2台のみ。この酷道はセローなら楽しく走れるだろうがもう遅い。
香美町のコンビニで休憩した時に、車体を見るとスイングアームやフェンダーが泥だらけ。これは後で掃除が大変だ。ここからは県道4号を香住まで下るだけだ。香住の町では道路の中央に埋められた消雪パイプから水が噴水のように出てビチャビチャだ。もうこの辺りでは冬支度の用意が始まっている事を実感。
本日の目的の蟹は企画室長がお薦めする日本海に面したKANーICHIなるモダンな店である。店内は広いが既に大勢の客で満席状態であったが、運良くまだ2テーブル空いていた。蟹漁が解禁になって1匹1万5千円の松葉蟹もあったが、昼間からそんな贅沢はできないので、香住蟹のがっせぇ丼と焼き蟹のセットを注文した。初めて食べた蟹のドンブリは美味しゅうございました。食事が終わる頃には満席で、席待ちが大勢の上、蟹のがっせぇ丼は売り切れ。何とか間に合って良かった。
帰りは、余部に寄って以前のツーリングで参加バイクを並べて記念撮影した思い出の橋梁の前で同じように3台のイタ車を並べて撮影。あの時のツーリングが甦る。そのまま但馬漁火ラインを鳥取方面へ走るといきなり通行止め。仕方なく余部に引き返し余部ICから山陰近畿道終点の新温泉浜坂ICまで高速を利用し、R178で海岸沿いを西進。風を遮る物がない海岸では大きな波が打ち寄せ、瀬戸内では見る事が出来ない迫力の中、サーフィンを楽しむ強者もいた。
鳥取砂丘と鳥取の街を抜け、海岸沿いの直線道路を進むと前方に警察車両が小さく見えた。速度取締か!と思いきや、レーダーが見えなかったし、警察と作業服姿の役人風の作業員が大勢いたので、どうやら重量オーバーのトラックかイカサマ燃料のを使用するトラックの取締だったようである。
途中、船磯で抜群のロケーションを誇る魚見台に寄って見学休憩。湯梨浜からR179に分岐し、三朝温泉を通って鏡野に向かう道は途中2箇所の片側交互通行と、夕日が眩しく思うように走れない所もあったがクルマが少なく快調に走る事が出来た。道の駅奥津温泉に到着する頃には晩秋の日暮れが近づきつつあり、帰りが心配になる。地元が奥津のMHRはエンジンオイル切れに付きここで帰宅。ディアベルと2台で院庄に向けて帰りを急ぐが、帰宅ラッシュか遅いクルマが多い。それでも何とか夕闇迫る中、院庄ICから中国道に乗り、高速で沈んでしまった太陽を追いかけるが間も無く漆黒の闇となると同時に、一気に視界が狭くなり、カーブのRの大きさが分からなくなる。ライトをLEDから純正のH4バルブに戻している事もあろうが、兎に角回りがよく見えないのだ、大型トラックを追い越す時はトラックの車体に吸い込まれるような錯覚を覚えたり、大きなカーブではガードレールに向かってぶつかって行くような錯覚が何度も訪れたのである。北房JCTから岡山道に入っても改善されないので、スピードを落とし遅い車の後で、何とか凌ぐ。途中で先行したディアベルが走りを見て察したのか、急遽総社PAで休憩する事にした。
もうここまで帰ったら、後1区間走るだけなので、ゆっくりと走行車線を遅いトラックに張り付いて走るのみである。ライトが暗いのか、視力が落ちているのか、長時間のロングツーリングで疲れたのかは分からないが、夜の高速道路が怖いという感覚を初めて経験した。今回のツーリングを最後に、夜の高速はもう走らないと、心に決めた。しかし、1日で500㎞ほど走ったツーリングは無事故、無違反で無事に帰れた事が何よりで、水炊きをあてに一杯やって余韻に浸った事は言うまでも無い。


ドゥカティ900MHRの勇姿

雨で砂が流れたR482

落ち葉が一杯のR482

R482の走破後スイングアームがドロドロになったV7

蟹のがっせぇ丼と焼き蟹のセット

荒波が打ち寄せる香住の海岸とV7

余部の橋梁前に並ぶイタリア3兄弟

魚見台からの眺望

魚見台に並ぶイタリア3兄弟

道の駅奥津温泉から望む紅葉

道の駅奥津温泉に並ぶイタリア3兄弟






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Last updated  2023.11.08 10:49:16
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Re:恐怖の酷道R482と香住蟹堪能ツーリング(11/08)   kiki ☆ さん
KANーICHさん、美味しそうですね!
しかし、やらかしのお友達はおっちょこちょいで、親近感があります笑笑
酷道、凄くて自分だったら引き返すレベルです。無事に帰宅出来て良かったですね。夜の高速は、その高速路によると思いますが、私は好きです。 (2023.11.09 06:39:12)

Re[1]:恐怖の酷道R482と香住蟹堪能ツーリング(11/08)   turu164 さん
kiki ☆さんへ
コメント有り難うございました。香住蟹のドンブリは初めて食べましたが、美味しかったです。今年の初蟹でした。
R482は落葉の季節でなかったら、それなりに面白いコースだと思います。地元では酷道の改良工事を願う大看板が掲げられておりましたが、あの深い渓谷の道幅を広げるのは無理だと思いました。トンネル掘削しかないでしょう。
ライトを明るくしたら夜の高速を克服できるかもですね。 (2023.11.09 07:08:53)


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