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カテゴリ:あれこれ アラブ世界
私にとっては海外で働くのは、初めての経験です。 しかもいきなりヨルダンで・・・せめてイギリス留学時代に仕事の1つや2つをして、海外で働くという経験をしておくべきだったと思います。が、もちろん時すでに遅し。 さて、アラブ人と仕事をするというのは、かなりストレスがたまる経験です。まず、仕事が遅い! これしきのことに一体 何時間かかっているの? と思うことがしばしば。ここでは催促されることは、恥ずかしいことではありません。日本では、いったん自分が頼まれたことは責任を持って取り組むので、相手から催促されるというのは かなり恥ずかしいことだったような気が・・・(もうすでに、日本で仕事をしていたときの記憶があいまいですが)。 ところが、ここでは2回、3回の催促は当たり前。3、4回目くらいになってようやく重い腰を上げるという感じです。1回頼んだから、といって安心できません。本当にもう、早く動かんかい! それから失敗に対する認識がまったく! 違います。アラブにとって小さな失敗は問題ない。しかしこの小さな失敗が、日本人/日本企業にとっては命取りになることを認識していない。失敗を何とも思っていないので、同じ失敗を繰り返します。ついに日本人(日本企業)がキレると、「日本人は完璧主義だ」と批判に回る。 この”失敗を何とも思わない”精神は、コネの社会から来ています。コネでつながっている世界なので、失敗したところで取引先を失うことはないわけです。でも海外とのやり取りではコネは通用しません。1つ1つの仕事をきっちり行うことでしか信頼は築いていけないわけですから。もううちの社長、信頼打ち砕きまくり。 そんなわけで私は、アラブと大和魂の板ばさみになって日々苦しみつつ・・・それでも彼らの動機は悪くないので、彼らを理解することに努めています。いやはや、しかし体は正直。ニキビが治りません・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.10.12 18:44:07
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