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カテゴリ:あれこれ アラブ世界
うら若き乙女の頃からさだまさしの歌が好きでした。何が良いって、歌詞が良い。日本人ってスバラシイ!! と思ってしまいます。最近でこそ日本人の質が落ちたと言われ、草食系男子なぞが出没しておるようですが…、さだまさしの歌に登場する「本当の日本人」には心から共感します。 翻(ひるがえ)って、ヨルダン…。この時期、私の友達は私の愚痴につき合うのに大変。お客様の数がぐっと増える4月。観光真っ最中のここ中東の小王国で私はプンプンと怒っています。幾つか取引している旅行会社の中で、また1つ、今回を最後に手を切ります。以前に取引していた旅行会社(ファミリービジネスの典型で、成り上がりのマネージャが傲慢かつ無作法)に比べたらまだまだマシでしたけどね、あり得ないミスが多いんです。 ミスの後には言い訳。大(だい)の男が言い訳する姿にはうんざり。しかもつじつまが合ってないやろ! という言い訳なので聞く気にもなりません。「あっしが悪かった! セッシャのこの命をもって償う!!」まで言えとはいいませんけどね、その場しのぎの言い訳だけはするな~~~。お客様から見たら失敗は失敗やねん! アンタのくだらない言い訳をお客様に伝えるわけにはいかんねん! それより責任感を持ちぃな、仮にもサービス業やろ、自分のことだけ考えてたらアカンねん! ・・・と叫んでも、通じません。なぜって、こうしたことは彼らにとっては”異言語”なのです。 ヨルダン人の辞書にない単語…「責任感」「気遣い」「鍛錬」「向上心」 ヨルダン人の辞書に繰り返し出てくる単語…「プライド」「嘘」「言い訳」 子供の時から「知らない」「自分じゃない」「あいつが悪い」で責任を逃れているわけですから、責任感が育つはずもなし。嘘と言い訳のプロになるのは就学前からでしょう。 ところでヨルダン人とひとくくりにしても、実際には色々な人がいます。大多数は上記のようなキャラですが、例外もあり。私のヨルダン人の友達には、上のような人はいません。ただ、仕事で接する人は選べない。関わらなくて良かったらどんなにかいいでしょう! とりわけ旅行会社はコテコテのアラブ世界で、外部の風が入りにくい業界なのです。 私の愚痴にひとしきりつき合ってくれる友達の存在は本当に貴重です。それから今日もさだまさしの歌でほっと一息、癒されましょう。 中東旅行のことなら何でも http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx まで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.04.04 16:59:47
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