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月の砂漠-ヨルダンから

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2010.05.05
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カテゴリ:ヨルダン生活編

旅の続きをレポートする予定でしたが、今日は知る人ぞ知る、アンマン市で話題になっているホットなニュースをお届けします。

それは、アンマン市のアシュラフィーエ地区で最近起きた世にも奇妙な物語…。アシュラフィーエは、ダウンタウンの隣にある地区で、かつては住民すべてがキリスト教徒だった地区です。現在では、このキリスト教徒たちは散り散りになり、アメリカなど外国へ渡っていったりアンマン市のいわゆる高級なニューエリアへ家を建てて引っ越していったり・・・・今ではたくさんのムスリムたちが入ってきて、もはやクリスチャンの地区ではなくなりました。

それでも、キリスト教徒の占める割合が大きいのがこの地区の特徴。教会もたくさんあります。そうした教会の1つが突如有名になり、あまりにもたくさんの人が一度に押し寄せたため、一時は道路が封鎖されるという事態に。

何でも、その教会にはドでかい聖マリア像があるそうで、このマリア像に祈りを捧げるためにクリスチャンたちはこの教会を訪れるわけです。ある日、女の子2人がその教会にやってきて、マリア像に花を捧げようとしました。マリア像がどのくらいの大きさか分かりませんが、1人が肩車をするか、あるいは1人を何らかの仕方で支えたのか、とにかく花を捧げようとしたところ、マリア像の手が動いて、その花を受け取ったというのです。

その後はもう大騒ぎ。この話はアシュラフィーエ中にあっという間に広まり、アシュラフィーエ内外からたくさんの人がそのマリア像を一目見ようと一挙に押し寄せて、道路は混乱、封鎖される事態となりました。

アシュラフィーエを訪れると、「マリアの話を知ってる?」と聞かれるのが挨拶のようになっています。こうした”奇跡”をみんなすぐ信じちゃうんですね~。

日本などにおられると、「イスラム教徒=過激」と感じられるかもしれませんが、イスラム教徒が過激なのではなく、アラブが全体としてか~~っとなりやすい国民なのです。ですから、クリスチャンのアラブも”熱狂的”で”熱い”!! 宗教が自分たちのアイデンティティなので、どの宗教に属していても過激(熱心?)にならざるを得ません。

マリア像ムスリムの家庭では例外なく、コーランの一部が壁に貼ってあったりドアに張り付けてあったりしますが、同じようにクリスチャンの家庭では、ほとんど例外なくマリア像や十字架がドンと飾ってあります。1個や2個ではありません。あちこちに宗教画(イコン)も張り付けてあります。

なんちゅうか、アラブは熱しやすい国民ですし、物事を深く考えるという習慣がないことも手伝って、かなり感情的に行動します。なので、いわゆる「奇跡」とか「いやし」とかいうニュースに弱い。まぁアラブに限らず、なのかもしれませんが。

 

さて、本当にこのマリア像は動いたのでしょうか。それは神のみぞ知る…。いえいえ、マリア像が動いたと証言した女の子たちも真実を知っていることでしょう。実はこの女の子たちに偶然会いました。母親は何とも得意げでしたが、私は直感的にこの女の子たちは嘘を言っていると感じましたけど~。だって、一人の女の子は何ともばつが悪そうな顔をしていましたし、絶えず2人でひそひそ打ち合わせしているし、何だかとっても不自然な反応…今となっては引き返せなくなったのかもしれません。

さてこの”ホット”なニュース、いつまでホットでいられるでしょうか。そんなニュースを聞くたびに思うこと・・・宗教はとても大切なものですから、単なる一時的な感情に動かされるのではなく理性的であることが一番ではないでしょうか。


足跡中東情緒をお楽しみください。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx





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最終更新日  2010.05.06 01:33:04



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