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今が生死

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2009.01.31
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カテゴリ:健康
今日、昭和町のアピオ本館で行われた「新型インフルエンザ対策の問題点」と題する講演を聞いてきた。講師は神奈川県警友会警友病院小児科部長の菅谷 憲夫先生だった。

新型インフルエンザで214万人死ぬなどのデマ情報に脅されて、国や市町村やマスコミが大騒ぎして感染防御対策として、防御服や非常食の準備や隔離対策など誤った対策をとっており、いざ発生したら大問題を起こしかねないと危惧していた。

そもそも鳥のインフルエンザが人から人に感染するタイプに変わることはまず考えずらいが、もし発生するとすれば、誰にも免疫がないので医者をはじめ全ての人があっと言う間に感染する。感染しないようにするなどはナンセンスで感染しても死なないようにする治療にこそ力をいれるべきである。

もし発生したら、日本のような経済、医療レベルでも4万~12万人が死亡する可能性があり、20万~150万人の入院患者を収容できる病院を確保する必要がある。

感染防御とか、隔離とかそれから逃げることばかり考えていると、その患者を診てくれる病院や診療所がなくなる。そうではなくて、第1次発生時は、全ての人が感染することを前提に考え、発病した人に対しては日本全国の病院、診療所で診てくれる体制を整えることこそ最重要である。宇宙服のようなものを準備しているのは全くのナンセンスである。

どこから出たホラだか分からないが、サイトカインストームによる多臓器不全で死ぬとマスコミなどでは報じているが、それはサーズ(SARS)や鳥インフルエンザと混同しているのだと思う。サイトカインストームなどは起る筈がなく、2次感染による細菌性肺炎で死ぬのである。

肺炎ワクチンや肺炎にかかった時の治療が大事である。重症者には人工呼吸器(レスピレーター)も必要になる。それらを準備することの方が、宇宙服や非常食よりはるかに重要である。

先生はインフルエンザの専門家である。その先生の意見を聞かないでナンセンスな政策を行っている政府と無責任なマスコミを怖いと思った。

「感染防止などできる筈がないことに力を入れるよりも、死者を出さない医療体制の整備こそ重要である」との先生の御講演に、終了後フロアから「目からうろこのお話で感謝します」とのお礼の言葉があった。





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Last updated  2009.01.31 22:30:31
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