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今が生死

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2009.03.09
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カテゴリ:生き方
今アメリカ第44代大統領として、大変困難な政治・経済状況の中で必死で頑張っているバラク・オバマ氏、その生い立ちを知ると、よくもそこまで生き残り、勝ちぬいてきたなと思った。

アフリカ、ケニア出身の留学生の父と白人の母親がハワイ大学で知り会い結婚してバラク・オバマ氏が生まれた。母親は生れてくる子供が黒人の血をひく場合どんなにつらい思いをするか分かっていたか疑問である。父親はオバマ氏が2歳の時、もっと勉強したいからと言って家を出てそのまま家に帰らず、本人不在のままオバマ氏3歳の時離婚、母親はオバマ氏5歳の時インドネシア人と結婚して子供をつれてインドネシアに移住。

オバマ氏10歳の時、母親の両親(祖父母)に引き取られてハワイの学校に通うことになったが母親はそのままインドネシアに留まっていた。無責任な父親からも母親からも捨てられたと幼心に感じたであろうことは容易に想像できる。

高校時代はバスケットボールに夢中になったが、コートを離れると孤独感に悩まされ、麻薬にも手を出したとのことである。

現在の彼があるのは、祖父母の愛情と、大学卒業後、シカゴの職場で知り合った黒人女性ミッシェル・ロビンソン氏の知性と支えによるものだと思う。ミッシェル氏とは結婚して共に支え合い、啓発し合いながら成長してきたが、祖父母とミッシェル氏がいなかったら間違いなく現在のオバマ氏はいなかったと思う。

無責任で、どうしょうもなかった両親はもう亡くなってこの世にいない。オバマ氏はその両親を讃えに讃えている。2歳の時いなくなった父親がいい父親であるわけがない。子供の将来のこともあまり考えず黒人と結婚し、そしてまたインドネシア人と結婚した母親、いい母親かどうか疑問だ。それでも讃えている。

アフリカとアメリカの血が混じったので自分が生まれたのだ。インドネシアにも住まわせてもらいアジアをも知る機会を得た。父と母には心から感謝していると演説の中で述べている。そのような気持をオバマ氏に持たせてくれたのは祖父母が日頃オバマ少年に、父母のことをよく話していたからではないかと考えられる。

オバマ氏のような家庭に育った子供は、多くはぐれて社会の厄介者になることが多い。しかし氏は厄介者どころか自らの生い立ちの悲しさをバネにして、人間全て平等の大原則を貫くために厳然と戦う人間に成長した。それは自分一人でなれた訳ではなく多くの人の支えがあったからだといつも述べているが、祖父母から教わった感謝の気持、これが氏を正しく成長させた大きな原動力になったのではないかと思っている。






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Last updated  2009.03.09 21:55:08
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 お邪魔します   okon7 さん
コメント、ありがとうございました。アメリカのオバマ大統領も父親、母親には恵まれなかったみたいですと書かれていたので、楽天星no1さんのブログを拝見しました。本当に波瀾万丈な生い立ちに ビックリしました。私も頑張らなきゃと感じました。 (2009.03.10 01:17:45)

 Re:お邪魔します(03/09)   楽天星no1 さん
okon7さん
okon7さんのお母さんは常識ではちょっと考えられない位離婚したり結婚したりしましたので、他からみると何と無節操なと思われますが、本人の中では統一された考えがあったのかも知れませんね。

オバマさんのお母さんも他からみるととんでもないお母さんのように思えますが、本人の中では人種差別反対とか、何にも束縛されない交際などの理念があったのかも知れませんね。okon7さんのお母さんにもきっと理念があったのだと思いますよ。 (2009.03.10 16:48:28)

 世間は不幸な生い立ちをどう裁くか   天窓 さん
こんにちは。検索で参りました。
私は、不幸な生い立ちを持ち、随分と両親や自分の若き日々に関して不満を漏らしてきた者です。この○十年の人生で、自分の生い立ちをどう考えるべきか、結論を得ました。
 オバマ氏は良い例だと思います。他人に、自分の不幸な子供時代に共感してもらうことは不可能です。人間社会は、自分の恵まれない運命を乗り越えていく素晴らしい人間が好きであり、不幸自慢をしている時点で大きなマイナスです。他人から、侮られ蔑まれるだけでしょう。同情か偽善以上のものとは巡り合えない可能性もあります。人は憐れんではくれますが、決して真の味方を得ることはないのではないでしょうか。

そして、恐ろしいことに世間の目は、親=子です。どちらかを批判することは片方の批判になります。決して、親族の恥をさらすべきではない、これは私が人生経験によって学んだ現実です。
乗り越えられない生い立ちは、忘れるべきであり、語ることによって、メリットがある場合のみ効果的に演出・美化され(芸能人等)語られています。オバマ氏は、このことをご存じなのではないでしょうか。 (2010.04.16 21:43:50)

 Re:世間は不幸な生い立ちをどう裁くか(03/09)   楽天星no1 さん
天窓さん
[人間社会は、自分の恵まれない運命を乗り越えていく素晴らしい人間が好きであり、不幸自慢をしている時点で大きなマイナスです]

おっしゃる通りだと思います。不幸な生い立ちをばねにして大成した人は大勢います。でもそれをばねにするどころかそれを自分の足かせにして不幸のほうに引きずられてしまった人も多いと思います。「それをばねに成長するぞ」の一念のあるなしで、どちらに行くかが決まるのだと思います。 (2010.04.16 22:26:50)


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