|
カテゴリ:豊島区
巣鴨に都内でもパイオニア的な有名ネパール料理店があるということを知りました。食べログを見ただけですが、まあ知った方法や理由はともかくとして、店舗を転々としていたり、食べログの百名店を2年連続受賞しながらなぜか3年目にはじかれたとか気になる点もあるけれど、なにせ先駆けというのに弱いから一度は行っておきたいし、何より食べログで目にした謎めいた食べ物を食べてみたいという誘惑にあらがえなかったのでした。
巣鴨駅から徒歩7分程度で「プルジャ ダイニング(Purja Dining)」に到着しました。それにしてもネパール料理店の名店として名高いのに外観のこの安っぽさはなんとかならぬものかなあ。まあ、仮に都心部の高級インド料理店のように豪奢な店舗のような見掛けだったりしたら入るのに躊躇していただろうけど、今どきネットを見さえすれば、最低限、相場程度は分かるからもし仮に店舗を入りやすさを重視して安っぽくしたなら改善を期待したいところです。実際のところは店を転々として、見栄えに予算を充てるのを嫌っただけなのかもしれません。さて、同行者は、ディード セット 1,500円(ディード、マス、タルカリ、チャトニ、アチャル)、ぼくはネパール セット 1,250円(ライス、ダール、タルカリ、アチャル、1種のカレー[チキンかマトン])。メニューには左記の記載となっています。数多のネパール料理店でここを選んだのは、ディードなるそばがきのようなメインを頂けるから。バートはごはんだからディードセットはダルバートとは呼ばぬのが正解なのかな。写真のボテッとした灰色の塊がそれです。真ん中にあるのはチキンカレーですが、通常、ディードにはカレーは付けぬそうです。ちなみに一番下の写真がぼくの食べたもの。ライスから左回りにタルカリ(スパイスで味付けした野菜メインの総菜、となんか分かったような分らぬような定義でありますが、基本的には汁気のないカレーみたいなもの、ぼくのはじゃがいもにインゲン、ひよこ豆などの定番でしたが、同行者の方は謎の食材でさや付きの豆みたいなもので肉といえば肉みたいだし、魚介のようなキノコや筍のような得体のしれぬ触感でしたが聞いておけばよかったなあ)。次がサグでこれはグンドゥルック(青菜を発酵させて乾燥させたものをあっさりと味付けした料理)、で赤いのがマトンカレーで次のがダル、豆のスープですね。そしてアチャール(漬物)はオーソドックスに大根、練りごまで風味付けしてあります。ビールのお供の黄色いのは、ゴーヤとひよこ豆のアチャールですね、これは酒のアテに抜群だったなあ。黄金イカみたいなのは不明、甘くてトロりとしてました。そしてチャトニ(チャツネとほぼ同義でいいのかな)、ぼくのは唐辛子に岩塩でこれは辛かったです。と冷静を装っていますが、ここ数週間で訪れたネパール料理店では最も興奮させられました。東新宿のお店も池袋のお店もそれぞれにいいのだけれど、最もとんがって感じられました。つまりは3店ともが見掛けはいかにもダルバートであるけれど、受け止めるぼくとしては全く違ったもののように思われたのです。これはいかにも不思議なことであります。というか自宅でネパール料理を再現するとなるとやはりベースとなる味がピタリと決まった方が調整しやすいのですが、ここまで三者三様となると、自分のスパイスの配分やらが果たして正解なのか分からなくなりそうなのです。ということで、これからしばらくはネパール料理店巡りは終わりそうもないのです。 ちなみに余りに衝撃を受けたので、本当はこの後ちょっと寄り道するつもりがすっかり失念してしまい、後日またも巣鴨を訪れることになるのですが、その報告は明後日のことになりそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/09/11 08:30:06 AM
コメント(0) | コメントを書く
[豊島区] カテゴリの最新記事
|