カテゴリ:テーマパーク 遊び場 旅
不動産投資の失敗と規模の大きさから行き詰ったかに見えたテーマパーク、ハウステンボス。 再建が困難であることを冷静に分析しつつ、HISの創業者澤田会長はハウステンボスの再生を引き受けた。 困難の大きさのゆえに引き受けた。 成功する条件をすべて欠いたテーマパークを、わずか1年で黒字化した舞台裏 HIS澤田会長が激白! ハウステンボス再建の秘訣は“運” 2012年11月17日 Business Journal …(略)… 澤田氏によると、そもそもハウステンボスには、 (1)商圏が大きい(例:東京ディズニーランドは首都圏2000万人市場) (2)アクセスが良い (3)ブランド力がある (4)イベントのノウハウがある というテーマパーク経営の条件がすべて欠けている。再建は難しいと考えて、野村に助言したのだ。 …(略)… ●再建人を引き受けた理由 では、なぜ澤田氏がハウステンボスの経営を引き受けたのだろうか? 「理由は3つあります。ひとつ目は、朝長市長からの要請が熱心だったこと。2つ目はハウステンボスが閉鎖されれば、地元の観光業にとってマイナスであり、従業員と取引先を含め、約3000人の雇用に影響が出ること。社会貢献をしてみたいと思った。そして3つ目は、これが一番大きな理由かもしれませんが、高い山があると登りたくなるという血が騒いだこと。ぜひチャレンジしてみたいと」 …(略)… ●黒字化のためのポイント そして、これを実行すれば黒字化するというポイントを3つ示した。 第1に、数十社の会社を経営してきた澤田氏の経験から、発展する会社は共通して社内が清潔で整理整頓が行き届いていることを説明したうえで、役員と全従業員が始業前の10~15分に清掃を行う。澤田氏も清掃に参加する。 第2に、失敗したとき、うまくいかないときこそ明るく元気に振る舞うことが最も大切なので「ウソでもいいから、明るく元気に振る舞おう」と呼びかけた。「従業員の半分はうなずいていましたが、半分は『そんなことを言われても』という表情でした」(同) 第3に、経費を2割削減し、売り上げを2割増やせば、たいていの会社は黒字化するので、これを実行する。経費削減が難しければ、園内を移動するときは1.2倍の速度で歩く。そうすれば、生産性が2割アップしたことになる。売上増加策に据えたのはイベントで、澤田氏は「ディズニーランドにはできないイベントをやろう。日本一、東洋一、世界一のイベントをやろう」と呼びかけたのだった。 …(略)… そんな澤田氏は力一杯努力をして手の届かないものを「運」とおいている。 思い込むだけでなく、実際に「ついてない人」を周りにおいて試してみたという。 仮説を実験するにもほどがある。 「努力」と「運」。 両方を持ち合わせた者、手繰り寄せた者が成功者になれる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年11月17日 14時16分14秒
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