テーマ:中国&台湾(3292)
カテゴリ:中国、台湾
不動産バブルを崩壊させた経済音痴の習政権は、重要閣僚の更迭が続き、国家主席の独裁の度を強めている。 2023年7月中国の秦剛前外相、就任から半年余りで突然、解任された。 9月19日、米・ウォールストリートジャーナルは、秦氏がアメリカで大使を務めていた際、不倫を続け、現地で子どもをもうけていたことが解任につながったとしたうえで、国家の安全について情報を漏らした可能性についても調査の焦点となっていると報じた。解任の理由は「生活スタイルの問題」とされた。 2024年2月27日、秦剛前外相が全人代代表(議員)を辞任したと全人代常務委員会が発表した。理由は明らかにされなかったが汚職疑惑があると報じられた。 2023年10月、ロケット軍をめぐる汚職疑惑が取り沙汰された李尚福前国防相が解任された。 約2カ月間も後任不在の後、12月29日、全時代常務委員会は、中国海軍の前司令官である董軍(とう・ぐん)氏が国防相に就任する人事を決めたと、中国国営新華社通信が報じた。 軍の汚職疑惑では、12月27日、宇宙開発に携わる国有企業、中国航天科技集団の呉燕生会長ら軍需関連企業の幹部3人の政協委員資格を人民政治協商会議(政協)が取り消すことを決めたと、香港紙「明報」が報じた。 習政権は、外交・軍事の重要閣僚がそれぞれ就任から半年余りで解任されるという異常事態が続いた。閣僚に任じられた主流派が更迭、粛清されるのは極めて異例。 そして、2024年5月18日、農業農村相の唐仁健氏(61)が重大な規律・法律違反の疑いで調査を受けていると中国共産党中央規律検査委員会と国家監察委員会が発表した。 現職の閣僚級調査は異例 共同通信 2024年5月18日 中国共産党中央規律検査委員会と国家監察委員会は18日、農業農村相の唐仁健氏(61)が重大な規律・法律違反の疑いで調査を受けていると発表した。現職の閣僚級が調査されるのは異例の事態だ。違反の内容は明らかにしていないが、汚職に関わったとみられる。習近平指導部は汚職を摘発する反腐敗運動を強化している。 唐氏は広西チワン族自治区の幹部や甘粛省の省長などを歴任し、2020年に農業農村相に就任。今月15日には陝西省で開かれた農村部の人材育成に関する会議に出席していた。 中国の経済は停滞するが軍事費の膨張は続く。
肥大を続ける中国共産党、人民解放軍を中国経済は支え続けざるを得ない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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