しつこくどこを交換したのかというと、今日は中間周波回路の一部を交換しました。
1.AM中間周波回路
・本機のIF(中間周波回路)はICで賄っていますが、AMのIF部にはTr:2SC829を使った増幅段が一つありこのTrを2SC1730へ交換、周辺の抵抗器3本もカーボンを金属皮膜へ交換しました。これは一発で成功し、S/N比と感度が上昇しました。
・このTrと抵抗3本は、半田面側の配線をちょっとどけてやれば全部半田ごてが届く位置にあります。
2.FM中間周波回路:ICの前段部分
・2/21と2/26の日記で紹介したPNP高周波用Tr:2SA1030を純正の2SA838と交換しましたが、これはTrの選択ミスでしたね~。増幅度が下がってしまいビックリしました(^_^; と言いつつも通路へ出て確認したら、Sメーターがほとんど振れない局から振り切れる局まで様々あり、参考になりました。でも明らかに感度が下がってしまったのでそのまま放置とはいかず、二つとも2SA1161へ再交換!
・これは大成功(^_^) 感度も復活してS/N比も少し良くなったような感じでした。ただ2SA838(1030)と2SA1161とでは脚の配置が違うので、注意が必要です。
交換完了後にあらためて通路へ出て各バンドをワッチしてみました。
・中波帯では、了解度と信号強度が今一だったTBS:954KHzが気持ちよく受信可能に! 更に1665KHzの東京湾海上交通センターもすごく了解度が改善しました。
・SW帯では、今日も7MHzのアマチュア局が良く入ってましたね~。とにかくAM受信はSSBも含めて背景ノイズが低くなり、どの局と言わず了解度が上がったので、受信改造としてお勧めできます。
・FMでは弱い局でも十分に復調できるようになり、受信状態は改善しました。ただしSメーターは振り切れ放しで信号強度が識別できません。
・最後の仕上げとして、電池室カバーの裏側へセーム革のクッションを貼り付けました。手頃な厚みのスポンジが手元になかったのですが、電池のガタつきが無くなったので良しとしました。
※本日のまとめ
(1)AM中間周波回路部分
・部品交換、改造した方がよい。
(2)FM中間周波回路部分
・部品交換せず、そのままでもよい。
・2SA1030は高周波用のTrではない。
以上です。