カテゴリ:RF-6300LBS/RF-B300
短波帯が聞こえないRF-2900は打開策が無いと言う事にして、大物の整備に手を付けました。
今日やったのは電源基板とオーディオ基板の部品交換、ラジオ基板の一部部品交換&455KHzのIFT再調整、および長波/中波/SW1のVCO電圧調整です。 まずは裏蓋を外した中味です。やたらと大きなシールド板が付いていますが、ここはコントロール基板やクロック基板、周波数カウンター基板などが入っています。本日この部分は一切ノータッチです。 シールド板の隣がラジオ基板で、その下にオーディオ基板(電源整流用コンデンサはオーディオ基板にあり)やスイッチ基板などが隠れています。下の画像が取り出したオーディオ基板で、黒いヒートシンクが付いているのはAFアンプ用ICです。 これをいつも通り金皮抵抗、オーディオ用電解コンデンサ、汎用電解コンデンサ、フィルムコンデンサなどと交換しました。トランジスタも2個を低雑音増幅用に交換しましたね。 そして下の画像はスピーカー部分です。ご覧のようにシールド板に隠れていて全部は見えませんが12cmスピーカーが採用されていて、コーン紙の変色は無いようです。 つづいてはラジオ基板の一部です。海外モデルのRF-2800,2900ほどIC化されておらず、FM用セラミックフィルターもRF-2200で使われていたものに似ています。そして上の画像には6つある455KHz/IFTの内の5つが写っています。ここはかなり念入りな調整をしたので、覚えました(^^ゞ ラジオ基板にも微弱な検波信号を増幅するAFアンプがあり、お馴染みの2SC945が使われていたので該当するトランジスタ3つを2SC2240-GRへ交換、それらのトランジスタのバイアス抵抗である220KΩや680KΩなどを金皮抵抗へ交換しました。 そして今日の最後は調整中の画像で、SSGで455KHz/400Hz-30%変調の信号を出して調整します。ある程度調整を追い込んだらSSG出力を下げてやると、最後の微調整がやりやすいですね。強い信号を入れて中間周波回路の利得を下げるよりはちょっと弱めの信号を使って利得をあげると、背景ノイズと変調信号の分離(耳で聞き分けると言う事です)が容易になります。 そんなこんなで一時調整を終えて中波帯を受信確認したら、NHK東京第1:594KHzの受信がずれていました(周波数ステップ切り替えをFastにしたとき)。これは何か間違えたかと思いステップをSlowにして同調したらちゃんと受信できました。 じぇじぇじぇと思いサービスマニュアルを確認したら、本機はFastにすると10KHzステップで操作する様です。スペックを見ても、回路図を孔の開くほど観察しても10KHz/9KHzのステップ切り替えという表示はありませんでした。 今日というか厳密に言うと既に昨日の話ですが、調整して判った事は 1.長波と中波は10KHzステップ 2.短波は多分5KHzステップ 3.SW1〜SW5のバンド切り替えスイッチは接触不良気味 ※多分以前の持ち主はFMと中波しか聞いていなかったものと思われる。バンド切り替えスイッチは、FMー長波ー中波ー短波と切り替わるので、FM〜中波にかけてはスイッチの接触不良が無いと言う事実と良く符合している。 こんな事ばかりで年賀状を作っていないので、今週末は年賀状作成ですね(^_^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.12.16 01:13:18
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