|
カテゴリ:Community
このステージは2速で行う高速8の字と1速で行う低速8の字に分かれる。
高速は、スピードを上げるとだんだんRが大きくなって膨らむのでその分バンク角を深くとらなければならない。練習を積む事によってまずまず出来るようになるが、低速はナメてはいけない。1速で普通に回っていたら、教官が来てもっとゆっくりと小さく回れ。ストッパーに当たるまでハンドルを一杯に切って回れ。とのたまう。いくらハンドルの切れ角の浅いオンロードでもそんな事はやった事がありません。トライアルバイクではないのだ。それでもやれと言うので練習を重ねフルロックはできたのだがその瞬間に転倒してしまった。情けない。 教官がデモンストレーションを見せる。バイクに跨ったままハンドルフルロックで小さく回る。その内にハンドルから両手を離してアイドリングだけでその場でグルグル回る。うそやろ。これができたら木下サーカス行きだ。 練習の合間にスタンディングの姿勢で、バイクを走らせブレーキで一端静止して倒れる前に再び走らす。ハンドルを切りながら止めて再び走らす。こんな芸当の命令も下される。最早大型バイクでするような事ではない。 低速8の字ができるようになったら今度は、坂道を指さしてあそこでやれ。とのたまう。坂道での8の字は難しい。特に下り坂はリアブレーキを掛けて少しずつ半クラを使って進め、車体を傾けないようにしつつハンドルフルロックで回る。常に転倒の恐怖がつきまとう中、慎重に練習するが、ちょっと気を抜いたとたんに3回程転倒した。坂道の転倒は大変な恐怖であるし、重いバイクを起こすのが大変だ。早くしないとガソリンがこぼれるしプラグがかぶる。 寒い中、頭から湯気を立てて恐怖の坂道8の字をやっている横で、教官はCB400でジャックナイフをやって遊んでいる。不気味だ。もうこれ以上過酷な命令が無いのを祈るだけである。しかし、まだあった。 極めつけは、ハンドルから左手を離して右手一本で高速8の字をやってみ。とのたまう。この域に至ってはもう教習を通り越して、曲芸の領域だと思うのだが..... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[Community] カテゴリの最新記事
|